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メンバー情報

ID4065
名前忠左衛門
コメント子供の頃、お城が好きで、山と渓谷社から出ていた「城と城下町」という本を擦り切れるぐらい熟読し、実際の城巡りもしていました。
その後、興味の対象はお寺・仏像に移っていったのですが、昨年(2012年)9月に初めて岡崎に行ったことをきっかけに、100名城巡りを開始しました。以来、7ヵ月が経過した2013年3月末時点で25城に登城。ただ、比較的、訪れやすい所からたずねていったので、ここから伸び悩むかも。。。
登城マップ訪問城マップ

登城記録

登城日順 城番号順
根室半島チャシ跡群
2016年6月4日
93城目
羽田⇒釧路の午後便に乗り、レンタカー(国道44号を利用し2間半弱)で根室入り。駅前の観光センターでスタンプを押し、記念の絵葉書を頂きました。この日は日本最東端の東根室駅に立ち寄ってから、市中心部のホテルに直行。
翌5日は9:00にホテル出発。車石・歴史と自然の資料館・金刀比羅神社を見学・参拝後、チャシ群へ。前日の凍える雨とうってかわった快晴の空の下、オホーツク海越しに、国後や知床の山々を望む道を、ノツカマフ1号・2号とヲンネモトの各チャシに向かいました。この2ヶ所は、見学用に案内看板・駐車場(数台)・遊歩道などを整備済み。とはいえ、遊歩道を外れれば、膝上丈の笹はじめ草・低木が密生し、崖や急斜面もあるので、雨・霧などの荒天時には要注意かと。
初チャシでしたが、海岸線の崖上に、濠・土塁(盛土)・削平面などの人工造作物を見て取ることができ、往時の使われ方などに興味が湧きました。
納沙布岬(初めて見る北方領土は想像以上に間近!)訪問後、市街に戻ったのは14:00頃。根室名物エスカロップを食した後、春国岱・北太平洋シーサイドライン経由で、釧路空港へ。道東の大自然を満喫しました。
五稜郭
2014年6月13日
58城目
雨の五稜郭。朝方の函館は暴風だったそうで、半月堡内の木が濠の中に倒れていました。
濠の外周を少し歩いた後、五稜郭タワーを訪れました。チケット売り場でスタンプを借りてから、約100mの高さの展望フロアへ。エレベーターのドアが開いた途端、眼前に飛び込んでくる眺望が圧巻。登城前に、まずはタワーに登り、五稜郭の最大の特徴である星型の縄張りを目に焼き付けるのが、絶対お薦め!因みに1階のお土産売り場には購買意欲をそそる商品が揃っており、思わず財布の紐が緩んでしまいました。
タワーを出て表門側から城内へ。途中、石垣上部が飛び出した刎ね出し(半月堡や表門そばの本塁)や見隠塁など細かいパーツも見学しながら、木造復元された箱館奉行所へ。多くの観光客は外観だけ見て帰るようでしたが、建物じたいが興味深い上に、展示も充実しており、ここも中に入っての見学が絶対お薦めです。
本来は、城内をもっと歩き回りたかったのですが、この日は雨天の上に夕方も迫ってきたため、奉行所を出た後は、そのまわりと少しだけ土塁に登って、五稜郭を後に。
「土方歳三最期の地」を通るルートで函館駅へ向かいました。
松前城
2014年6月14日
59城目
函館の帰路、木古内で下車。松前行きバス約1時間半で松城バス停(1,250円)。松前寄り1/3は、山が近くまで迫った海沿いの道。前日同様の雨空の下、荒波の日本海の雰囲気でした。
海岸近くのバス停からすぐ近くの丘の上に外観復元の天守。坂道を10分弱登れば資料館(天守)チケット売り場(スタンプはここ)。
入場するとそのまま天守の地下。内部は素っ気無い博物館仕様(江戸時代のアイヌ関係の資料が目を引きました)。コンクリ造の建物ですが、結構いたんでいます。
天守を出ると本丸御門(現存/櫓門の櫓部分が異常に偏平なのが特徴的)を通り抜け二の丸へ。有料エリアを出た後は、本丸御殿跡や松前神社から、山側の寺町を松前家の墓所まで登りました。
ただ、それなりの勾配に、堀をうがち、砲台もある海側と比べ、山側から城へは下り緩斜面で、防御施設は集約した寺院ぐらいなので、旧幕府軍に山側から攻められて落城したことも頷けます。幕末に、外国船からの攻撃に対する防衛拠点を、近世初期のコンセプトを活かして築城したというチグハグさが、松前城の魅力かも。
帰りのバスに乗る前に城下通りで、松前漬と鰊を購入。
弘前城
2013年7月15日
37城目
3連休最終日は猛暑の首都圏を脱出し、日帰りで青森県の2城へ。まずは弘前城に初登城。
はやぶさから在来線に乗り換え、弘前駅へ。
観光案内所でレンタサイクル(1日500円)を借りれば、機動性が一気にUP。街中は勿論、城内にも入れます(本丸・北の郭内は押し歩き)。
日差しは強いものの、涼しい空気の中でのサイクリングは気分爽快!
追手門から入城。三の丸・二の丸を抜け、下乗橋の料金所でチケットを購入し、本丸へ。
最大の見所はなんといっても現存の木造天守。内部は史料館(スタンプはここ)で、往時の雰囲気を感じづらいのはちょっと残念。
現存する3つの三重櫓と5つの門は外観を見学。城内を回っていると、本丸以外は、石垣ではなく土塁メインの城であることを実感。
その後、城の南西にある禅林街(有事には軍事拠点とすることを想定し、33の曹洞宗寺院が集められた寺町)へ。津軽家菩提寺の長勝寺で、歴代藩主一族の霊廟・お墓などを拝観。
2014年4月29日さくらまつりに再訪。石垣修復の工事により、天守・水堀・桜の光景は、来年以降当面見られなくなるため、この機会に。すごい人出で、天守内は断念。
根城
2013年7月15日
38城目
弘前から新青森経由で八戸へ移動し、根城へ初登城。
駅からの往復はバス(田面木経由中心街方面行き)を利用し、根城(博物館前)で下車(片道200円・約15分)。このルート(南部バス・市営バス)は1時間に2、3本なので、事前にweb等で時刻表を調べて行かれることをお奨めします。
博物館側から入城すると、家族連れがボール投げに興ずる芝生の広場が広がり、城跡であることを忘れそう。空堀の跡などを見学しながら、本丸(有料→チケット売り場でスタンプ押印)に進むと、主殿や馬屋などの建物が並びます。南北朝期に築かれた城の歴史の終盤にあたる安土桃山期の様子が復元されているのですが、掘立柱や竪穴式の建物や、人形による再現シーンのなどの展示を見学していると、古代〜中世の遺跡のテーマパークを訪れているような感覚になりました。いわゆる城郭を予想すると期待外れかも知れませんが、これはこれで面白かったです。
刈った後の芝生の匂いを嗅ぎながら西日を浴びていると、ゴルフ場(それも17・18番ホールあたり)にいるみたいな雰囲気に。
盛岡城
2013年8月17日
42城目
岩手・秋田の対照的な近世の平山城を巡りました。
まずは、盛岡城。盛岡駅東口から左回りでんでんむしバスに乗り県庁・市役所前で下車(約10分/100円)し、歴史文化館へ。スタンプは1階の町なか情報センター。2階の有料ゾーン(300円)も、南部家や盛岡城などに関するわかりやすい展示がお勧め。
文化館の並びの櫻山神社に参拝(授与所で販売の「ご城下もりおか」はクリアファイル付1,000円とやや高いが古地図・絵図が充実)後、登城。三の丸・二の丸・本丸・腰曲輪などをぐるっと一周。
感想を一言で言えば「石」。烏帽子岩に驚かされた後、城内に入ればとにかく石垣だらけ。花崗岩ということで、他の城と比べ全体的に白っぽい石垣は、積み方のバリエーションが多かったり、矢穴の痕が残る石や作業途中で放置された石など少し注意して見ると気付かされることが多かったりと、なかなか興味深いです。
2つの川の合流地点に位置する小山全体を何段もの高石垣で防御しており、往時の要塞ぶりがしのばれます。
現存建物は1棟(彦御蔵)だけで一見地味ですが、見所は多いと城跡だと思いました。
帰りは駅まで徒歩(約15分)。
多賀城
2013年5月3日
33城目(宮城シリーズ)
仙台から東北本線で約15分の国府多賀城駅で下車。北口の階段を下りた目の前の観光案内所でスタンプ(良好)とパンフをゲット(噂のおじさんはおらず、おばさんのみ)。
車道を避け、あやめ園を経由し徒歩10分ほどで多賀城碑・南門に到着。築地塀跡は今でも土手状に盛り上がり、地元の方が畦道として利用されている様子。
多賀城碑そばでボランティアガイドのおじさんと、しばし歴史談義。
大階段を一直線に登り、政庁跡へ。
みなさん言われるように遺跡であり、所謂、城郭を想像すると期待外れかも知れません。しかし、政庁は思いのほかアップダウンがある地形の高所に築かれ、西を流れる砂押川が防禦線の役割を果たしており、実際に訪れると、ここがたんなる行政機関ではなく、対蝦夷の最前線だったことに気づかされます。
一通り見学した後、駅の反対側にある多賀城廃寺も見学。こちらもなかなか興味深く、時間に余裕がある方は是非どうぞ。
仙台城
2013年5月3日
34城目(宮城シリーズ)
仙台駅西口から循環バスの「るーぷる仙台」の利用が便利。1日券600円を購入すると各施設の割引などの特典あり(ボクは、瑞鳳殿・市博物館・青葉城資料展示館・大崎八幡宮で特典を使ったので、とてもお得でした)。
瑞鳳殿(伊達政宗霊廟)を拝観(再建ではありますが、極彩色の組物に八重桜が見事)後、そこから仙台城まではバスを使わず徒歩(市博物館に立ち寄り)。途中、大震災の被害と修復の状況が見受けられました。
高石垣に圧倒された後、本丸に入ってすぐの仙台城見聞館受付でスタンプゲット。見聞館・資料展示館(シアター)を見学し、護国神社に参拝。
初めての仙台城だったのですが、政宗像の辺りから太平洋が見えることを知り、往時も本丸に天守は無かったとはいえ、懸造りから一望できた様子が想像されました。
帰路は、るーぷるバスをいったん途中下車し、大崎八幡宮に参拝してから、仙台駅に向かいました。
久保田城
2013年8月17日
43城目
秋田新幹線で移動。途中の雫石・田沢湖間では、土砂崩れや積み重なった流木など、先日の大雨の被害の爪あとが、車窓からもはっきりと見て取れました。
秋田駅西口から数分歩けば久保田城の堀(大手門跡)に到着。佐竹史料館がある二の丸には東側の黒門跡の方が近いですが、時間に余裕があったので堀沿いに進み、中土橋門跡から入城。訪れたのは14時過ぎでしたが、堀には蓮の花がいっぱい。朝だったら、かなり壮観だと想像されます。
屈折した道を三の丸から二の丸へと登って行き、史料館(100円)を見学(スタンプはここの受付。本丸の御隅櫓にもあり。)。
その後、長坂門跡を経て本丸表門(復元)に至る折れ曲がった階段とそれを囲む土塁による防御の備えは、この城を特徴づけるもの。
御物頭御番所(唯一の現存建物)・本丸・御隅櫓(100円/かつて存在した建物とは全く異なる展望台付き資料館と考えましょう)・腰曲輪などをぐるっと周りました。
久保田城は、盛岡城とは対照的な「土」の城。石垣は土留めのようなごく低いものがあるだけですが、水堀を巡らし、大規模な土塁を駆使した近世城郭らしい縄張りには驚かされます。
山形城
2013年9月14日
45城目
山形駅西口から5分ほど歩けば、二の丸南大手門跡。枡形を通り抜け左手に進み、堀に沿った土塁上の道を西不明門跡に向かう途上で、発掘調査された坤櫓の櫓台や土塀の礎石が見られました。
郭内(本丸・二の丸)は基本的に公園ですが、長いスパンでの調査・復元が進んでいるようで、本丸一文字門は、7月に高麗門が完成し、枡形土塀の復元工事に取り掛かったところ(工事中のため、一文字門の通行は不可)。
スタンプは、これも木造復元された東大手門の櫓門の受付で押印(他に山形市郷土館(二の丸)・最上義光歴史館(東大手門外)にもありました。全て入館無料!)。
市街地に出て、歌懸稲荷神社境内に残る三の丸土塁・空堀を見学後、駅へ。
郭内は広いのですが、駅から近いこともあり、約2時間の行程。
帰りは、新幹線を米沢で途中下車し、米沢城跡(上杉神社)・林泉寺・上杉家廟所に立ち寄ってから帰京しました。
二本松城
2013年4月14日
27城目
日帰り福島シリーズの2城目(白河小峰城からレンタカー移動)。
桜の名所としても有名ということもあり、観光バスも続々到着。山麓の三の丸付近は、屋台が出店し、ブルーシートを広げ花見モード全開という感じ。
そこから10分ほど整備された山道を登れば、山頂の本丸に到着。東日本大震災の被害からの復旧工事も完了し、復元された各時代の石垣が見られます(ちょっときれい過ぎ?)。本丸の上に登ると360度の眺望が広がり、特に西方に見える雪をかぶった安達太良山の眺めは圧巻。
スタンプ(シャチハタ)は、駅に向かう途中にある二本松市歴史資料館の受付にて(状態良好)。城跡と異なり、ここは閑散としていました。
そして、ここにも「八重の桜」関連展示。でも、それ以上に目を引きつけられたのは、城跡にも銅像があった二本松少年隊関連の資料でした。
会津若松城
2013年4月14日
28城目
日帰り福島シリーズの3城目(最後)(二本松城からレンタカー)。赤瓦になってから初。
会津の桜は、中通りの2城と異なり、まだつぼみ。
でも、「八重の桜」関連のものはいっぱい。予想通りの大混雑。
西出丸の駐車場にとめ、本丸へ。
天守・茶室麟閣・御薬園の共通券を購入。天守内は、たんなる博物館。南走長屋(木造復元)内も見学。
スタンプは走長屋の売店(状態良好)。多忙な店員さんにスタンプを出してもらうのは気が引けるとのレポートがありましたが、さすがにこの日は、都度の対応は出来ないためか、レジ横のカウンター上に出しっ放し。
人ごみに圧倒され、本丸を一周しただけだったので、空いた日に、時間をかけて城内を歩きたいと思いました。
鶴ヶ城の後、御薬園に初めて行ったのですが、とても良かったです。5000坪強と大名庭園としては小規模ですが、池を中心とした庭園や茅葺屋根の御殿は趣がありました(近世城郭の近くには大名庭園が残されていることも多く、城巡りの楽しみの一つです)。
2015年7月12日
三重櫓が再開された白河小峰城から足を延ばし、猪苗代城(亀ヶ城)と鶴ヶ城にも登城。
白河小峰城
2013年4月14日
26城目。
福島シリーズ。
新幹線で新白河まで。レンタカーで、白河小峰城・二本松城・会津若松城の3城に登城。
中通りはちょうど桜が満開。一方、会津はまだつぼみと、同県内でも気候の地域差を実感。
ところで、今回はいずれも戊辰戦争の激しい戦いの舞台を巡ったわけですが、何といっても今は「八重の桜」。どこに行っても、綾瀬はるか、八重たん(ゆるキャラ)、そして「八重の桜」関連の展示やお土産品がいっぱいでした。
さて、最初に訪れたのは白河小峰城。
9時半くらいに着いたのですが、すでに多くの観桜の人たち。
みなさん、桜と木造復元の三重櫓を写真に収めていました。
東北有数の高石垣が、東日本大震災で崩れてしまって修復中なことは、ご存知の通りです。ただ、満開の桜が、そのいたましさを、やや覆い隠してくれるように思えました。
いつの日か復興がなったら、もう一度訪れ、現在は立ち入れない三重櫓にも行こうとの思いを強くしました。
スタンプは、城内の白河集古苑の受付。状態良好。
2015年7月12日
4年ぶり三重櫓再開を受け、再登城。とはいえ、石垣修復は途半ば。少額ですが募金しました。
水戸城
2013年2月10日
23城目(過去記録でスイマセン)。
水戸駅から徒歩。
藩校の弘道館を経て、本丸跡に位置する水戸一高の敷地内の薬医門へ。
弘道館は、震災の修復工事中でフェンスに囲われていました。
皆様のレポートにもあるように、入場無料(スタンプはこちらの受付)。
案内板がいくつもあって連郭式の縄張りは分かりますし、道路・鉄道となっている空堀の大きさにも驚かされますが、やはり街中ということもり、城跡らしさの実感はやや薄。
水戸駅からバスに乗って偕楽園に足を伸ばしましたが、この日(2/10)の時点では、梅には早かったです。
足利氏館
2012年12月23日
20城目(過去記録)。
金山城の後、太田駅から足利市駅まで東武伊勢崎線で移動。
駅からは徒歩。
皆さんおっしゃるように、こちらは、足利氏館というより、鑁阿寺ですよね。
百名城のスタンプは本堂でゲットしましたが、朱印帳も持ち歩いているので、ご朱印も頂きました。
年末だったので、初詣の準備が始まっていました。
箕輪城
2013年4月20日
30城目。
高崎駅西口から群馬バスに乗車(約30分)し、登城。
行きは四ツ谷で下車。すぐそばの高崎市箕郷支所にてスタンプ(シャチハタ、滲み気味も問題なし)を押印し、パンフを頂く(土曜日なので、建物裏手の休日夜間受付)。
ダラダラ坂を20分弱登って、6つある登城口のうち椿名口から丘陵突端の城域へ(ここから山道)。
箕輪城は、なんと言っても大規模な堀、土塁、野面積の石垣といった遺構。特に見事なのは、城跡を二分する大堀切と、本丸・御前曲輪を取り囲む空堀。歩きながら、思わず何度も「すげぇ」と口走りました(廃城系の常として、写真では伝わらないのが残念)。
実は、二の丸までは車で登れ、本丸まで歩いて数分。でも、そこだけツルッと見ても魅力は伝わりません。少なくとも、中央コースと大堀切、三の丸・鍛冶曲輪下の石垣は必見。なお、今はまだ良いのですが、夏には遊歩道以外は、草ボウボウで立ち入れなくなると思われます。
帰りは、椿名口のすぐそばの城山入り口から乗車。但し、このバス停を通るバスは1日5本だけなので、事前にHPでの時刻確認をお勧めします(箕郷本町まで歩けば、30分に1本くらいは来ます)。
金山城
2012年12月23日
19城目(過去記録)。
この日は、東武伊勢崎線を利用し、金山城と足利氏館を登城。
まず、太田駅から金山城へ。
行きは、駅から山麓のガイダンス施設までタクシーを使ってしまいました。
ガイダンス施設を見学し、パンフレットを貰った後、建物裏手から城跡へと登り始めました(炭も頂きました)。
この施設の見学はさほど時間はかかりませんが、金山城の歴史や概要が分かるので、登城前のお立ち寄りをお勧めします。
駐車場まではひたすら山道を登りますがその後は、発掘後に整備されたエリア。
竪堀・堀切など見どころは多いですが、何といっても、大手虎口を中心とした石垣が必見。決して高さがある訳ではありませんが、見事な石組みです。
スタンプは山頂近くの南曲輪の休憩所でゲット。
帰りは、金龍寺・大光院を経て、駅まで歩きました。
2014/1/19 「北関東のマチュピチュ」再訪。 晴天で南斜面の登りは暖かかったですが、山上は肌を刺す風が吹きすさび、激サムッ!
鉢形城
2012年10月22日
11城目(過去記録)。
この日は、東武東上線シリーズ(鉢形城→川越城)。
寄居駅から徒歩。
途中、荒川を渡る橋の上から、鉢形城が川岸の断崖上の要害に位置することを実感。
こちらからの入城は搦手口。
樹林状の本曲輪を抜けつつ、崖の上から荒川を見下ろし、もう一度、要害を実感。
城内を流れ、堀の役割も果たした深沢川の谷を越え、歴史館を訪れ、スタンプをゲット。展示も分かりやすいので、必見です。
その後、二の曲輪・三の曲輪へ。こちらは、堀・土塁・石積土塁などの整備が進んでおり、とても見やすい(若干きれい過ぎるくらい?)。
関東地方にある戦国末期の後北条氏系の城跡の中でも、保存・整備が整えられた例であり、歴史館の展示をご覧になった上で、城内各所をご自身の足で歩き、じっくりと見学することをお勧めしたいです。
川越城
2012年10月22日
12城目(過去記録)。
東武東上線シリーズということで、鉢形城に引き続き登城。
この日は、好天の週末に加え、川越まつり(川越氷川神社の祭礼)ということで、川越の街はたいへんな人出。川越城の本丸御殿近くでも、山車に遭遇。
本丸御殿(スタンプはここの受付)・富士見櫓跡(今は神社がある小山)を見学の後、喜多院・東照宮に参拝し、川越駅まで徒歩。
小江戸ということで趣のある街並みも見られるものの、市街地化が進んでいることもあり、歩き回っても城跡を実感出来るエリアは少なめ。
そんな中、貴重な現存遺構である本丸御殿は、建造物として興味深く、ボランティアの方の説明をお聞きしながら2周しました。
佐倉城
2012年10月27日
13城目(過去記録)。
京成佐倉駅から徒歩。
千葉県は地元で、城内に国立歴史民俗博物館(歴博)もあるので、何度となく行っています。でも、これまでは、京成佐倉駅側から入り、歴博か、せいぜいその先の角馬出までしか訪れていませんでした。
この日の登城では、初めてその奥まで足を踏み入れました。
明治以降、陸軍佐倉連隊が所在し、城跡は相当破壊されていると思っていましたが、想像以上に、土塁(関東地方らしい?石垣が無い城です)・空堀や馬出・出丸などが残っていて、良い意味で裏切られました。
スタンプは、公園管理センター(という名の、広場に一軒だけ建つ掘立小屋)の中にあります。理由はあるのだと思いますが、やはり不可解。せっかくなら、いろいろ資料も展示されている歴博の受付とかにあれば、城跡と博物館の見学が連動して良いと思うのはボクだけですか?
江戸城
2012年10月8日
10城目(過去記録)。
言わずと知れた江戸城です。そばにはいつも行っていますが、皇居東御苑に入城したのは久しぶりです。
この日は、竹橋駅で下車し、平川門から入城。
天守台側から本丸に入り、大奥→中奥→表(があった所の広場)を抜け、富士見櫓の横を通った後、二の丸・三の丸から大手門というルートでした。
スタンプは、和田倉噴水公園レストランの無料休憩所でゲット。ボクが行った時は、本来シャチハタだったものを、スタンプ台を使って押させるようになっていたので、全体に黒ずんだ押印となってしまいました(>_<)
それはともかく、近いんだから、もっとしょっちゅう足を運ぼうと思いました。
2013/11/30 びらびら会で登城。
2013/12/23 天皇誕生日の一般参賀で登城。一般参賀時には、普段の本丸内からの視点と異なる石垣下からの富士見櫓を見ることが出来ます。
2014/1/2 正月一般参賀で登城。青空の富士見櫓。
八王子城
2012年12月8日
18城目(過去記録)。
高尾駅からバス。
土日のみ、八王子城跡行きのバスがあって、終点はガイダンス施設のすぐ横なので、たいへん便利。
ガイダンス施設は、展示を見て基礎知識を得るだけでなく、パンフレットやスタンプもここにあるので、登城前の立寄りがお勧め。
まず、御主殿に行きました。工事中の箇所もありましたが、石垣等の復元が進んでいます(但し、橋は位置・構造とも往時と異なるようです)。金山城もそうですが、関東地方の戦国期の城跡にも石垣があったことを改めて実感します。
その後、険しい山道を登って、本丸まで。
途中、金子曲輪下など、かつての遺構を想像できる所が多々あり、息を切らしながらも、興味深く歩けました。本丸直下から見る新宿方面の眺望は見事。
小田原城
2012年9月29日
4城目(過去記録)
横浜に行くついでに、久しぶりに小田原城まで足を伸ばしました。
小田原駅から線路沿いに進み、北入口から入城(正規の登城ルートではありませんが、まず天守を目指しました)。
天守1階でスタンプをゲットし、内部を見学。
常盤木門・銅門・馬出門を抜け三の丸へ(その間に歴史見聞館を見学)。
さて、小田原城と言って見逃せないのが、後北条時代の遺構が残る八幡山(新幹線を挟んで反対側)。報徳二宮神社に参拝後、その横の坂道を競輪場方向に登ってゆきました。歴史公園的に整備されている所が何か所かありますが、その中でも総構の大規模な堀切・土塁が見られる小峯御鐘ノ台大堀切には圧倒されます。9kmにも及ぶ総構で街全体を守る後北条氏の防衛構想と土木力、そしてそれすら物ともしなかった秀吉のパワーに思いを馳せました。
近世と戦国時代の遺構がすぐそばで見られることが、小田原城の魅力だと思います。
2015年7月25日
韮山城の帰りに再登城(後北条氏の新旧本拠地)。天守は耐震工事中のため入れず。代わりに銅門に入れました(無料)。
武田氏館
2012年10月7日
8城目(過去記録)
日帰り中央本線シリーズの2城目は、数年ぶりの武田氏館。松本城で予定よりもだいぶ時間を使ったこともあり、甲府駅から武田神社までの往路はタクシーを利用。
普通に神社として参拝した後、宝物館でスタンプをゲット。曲輪を歩き回り、堀や馬出に館跡であることを改めて実感。
下り坂の一本道を駅方向に歩き、甲府城へ。
甲府城
2012年10月7日
9城目(過去記録)
日帰り中央本線シリーズ3城目は甲府城。
列車で甲府駅を通る時にいつも高石垣を見上げていましたが、城跡という意識で訪れるのは実は初めて。
武田氏館からの一本道を下って来て、まずは木造復元された山手御門へ向かい、中に入って見学。その後、跨線橋を使ってJRの線路を渡り、舞鶴城公園へ。
やはり木造復元の稲荷櫓の内部を見学(スタンプはここでゲット)してから、本丸への坂道を上り、天守台へ。鉄門は、この時点では、まだ復元工事中でした。
夕方に差し掛かって、犬の散歩で訪れる人も多く、史跡であると同時に、市民の憩いの公園でした。
松代城
2013年4月27日
32城目
松代城(海津城)を訪れる方に絶対お薦めしたいのはレンタサイクルの利用です(真田宝物館隣の物産館にて、1日200円)。
松代は城跡以外にも松代藩真田家や佐久間象山関係など見所が多いので、城下町の雰囲気を楽しみつつ、効率的に回るのに自転車は最適(20分弱で川中島古戦場まで足を伸ばすことも可能です)。
長野駅からバス(約30分・600円)に乗り、松代駅バス停(鉄道は廃線)にて下車。
早速自転車を借り、最初は当然松代城を訪問(スタンプは太鼓門前の橋の手前を左に行った管理棟の前)。復元された門・土塁など城内を見学。整備は行き届いているのですが、かえってツルッと見終わってしまう印象。
町内各所の見学では、長国寺の真田家御霊屋・墓所(特に信之の御霊屋)は必見(ネットの情報では要予約となっていますが、お願いしたら拝観できました)。
千曲川の対岸に位置する川中島古戦場まで往復した後、バスで長野駅に戻り、善光寺に参拝してから、新幹線で帰路へ。充実した1日でした。
上田城
2012年9月22日
2城目(過去記録)
長野新幹線・しなの鉄道を利用し、上田城・小諸城に登城。
まずは、上田城。
行きは二の丸橋から入城し、市立博物館では、スタンプをゲットしてから内部を見学。その後、本丸に向かうと東虎口櫓門の前で武将隊がお出迎え。写真撮影を誘われましたが、それは遠慮。
櫓門(復元)と現存の北櫓・南櫓は、中に入って見学(2度の上田合戦に関する資料など展示)。本丸内をぐるっと回り、真田神社に参拝。
帰りは西櫓の方から、尼が淵に下りました。下から見上げると、要害の地に築かれた城であることを改めて実感。
2015年8月30日、別所温泉の帰路に再登城。
小諸城
2012年9月22日
3城目(過去記録)
上田駅から、しなの鉄道を利用して小諸駅へ。
懐古園(小諸城)はすぐ駅前。スタンプは三の門を入って左手の事務所にあり。
入園し、二の丸から本丸に向かい、懐古神社に参拝した後、天守台に登りました。懐古園の中を歩いていると、動物園の横など、各所に険しい崖が入り込んでいて、天然の空堀になっていることが分かります。
懐古園を出た後は、自由通路をくぐって線路の反対側に行き、三の門とならぶ現存遺構である大手門を見学。中に入れます。
松本城
2012年10月7日
7城目(過去記録)
この日は日帰り中央本線シリーズ。あずさ号を使って、松本城・武田氏館・甲府城の3城に登城。
まず最初は、20数年ぶりの松本城。
ちょうど、松本城を会場とする信州松本そば祭り期間中だったこともあり、松本駅からお城までの道筋から既に混雑。城内にはたくさんのテントが出店してたいへんな賑わいでした。
本丸に入り、管理事務所でスタンプをゲット。ここにはご朱印もあり頂きました(城内の神社・仏閣でご朱印を頂くことはよくありますが、お城そのもののご朱印は初めて!)。
本丸御殿跡からの行列に並び、渡櫓から天守群の中に入ると、月見櫓の出口から外に出るまで渋滞の列のまま進む。好天・週末・お祭りと揃って、本当に混雑していました。
でも、晴天に映える漆黒の天守の存在感は、国宝4天守の中でも随一ではないかと感じさせられます(これで北アルプスも見えていたら最高だったんですが)。
2015年4月29日 善光寺開帳に合わせ再登城。
高遠城
2013年11月4日
47城目
秋まつりの期間に合わせ登城(さくら祭りと異なり入城無料)。
茅野でレンタカーを借り、杖突峠を越え高遠へ。
歴史博物館に駐車(スタンプはここの玄関前に設置。入館(400円)しないでも押せますが、興味があった絵島囲屋敷(復元)も含め、見学しました)。
5分ほど登れば、南口から城址公園内へ。現存する城の建物はありませんが、空堀・土塁の残存状態が良いので、往時の縄張りが分かりやすいです。
二の丸を中心に屋台が出ており、大混雑という程ではありませんが、そこそこの人出(行列となっていた新蕎麦は断念)。
紅葉そのものは、見頃になりかけくらいの感じでしたが、朝方までの雨に濡れた葉が、広がってきた青空と陽光に美しく映えました(空堀内に降り、斜面の紅葉を見上げるのがお薦め)。
城外の進徳館(藩校)も見学。
午後は諏訪に戻り、高島城(黄葉が見頃)、諏訪大社(4社で朱印をいただいたら、御神供を頂戴しました)、サンリツ服部美術館(お目当ては国宝の光悦「不二山」茶碗)巡り。〆は茅野駅前での新蕎麦&焼酎と、大満足の1日でした。
新発田城
2013年7月28日
39城目
新潟県の2城に登城。新幹線で新潟駅まで行き、そこからはレンタカー。
まずは25km移動し、新発田城へ。
駐車場に隣接する芝生の広場を横切れば、堀のすぐ向こうに復元された三階櫓。新発田城の象徴でもあるこの櫓は、なんと言ってもT字型の棟とその上にある3匹の鯱、そして白漆喰に映える美しい海鼠壁が特徴的。
堀に沿って反時計回りに進み、表門から本丸内へ(スタンプ(珍しくシャチハタではありません)は表門の下の受付)。現存の表門・旧二の丸隅櫓、木造復元の辰巳櫓は建物内部の見学ができます。但し、この城の中心部の大半は自衛隊敷地のため立ち入り不可(三階櫓は堀越しの外観見学のみ)。
その後、城下町の清水園(新発田藩溝口家下屋敷)・足軽長屋・宝光寺(溝口家菩提寺)を見学、拝観。とくに清水園は必見。木漏れ日の下、新緑・苔が目に鮮やかな池泉式庭園を回遊すれば、京都辺りにいるような気分になります(地方の城下町にこんな素晴らしい庭園があることは、正直、驚きでした)。
春日山城
2013年7月28日
40城目
新発田城から160kmをレンタカーで移動し、春日山城へ。
まず、山麓のものがたり館を訪れ、スタンプ押印後、館内の展示物やビデオを見学。目の前の史跡広場には、監物堀(長大な水堀)の一部や土塁・柵・掘立柱建物が復元されています。
次に上杉謙信の墓所でもある林泉寺を拝観(拝観料500円)。境内入り口の惣門は春日山城からの移築とも。また、宝物館は寺に伝わる仏像や謙信公関連遺物など充実の内容。
春日山神社の謙信公銅像前広場に駐車し、参拝後、登城。山頂の本丸までの往復は、途中、各所見学しながらでも約1時間で可能。ルートは整備されていますが、軽い山登りなので、歩きやすい靴でないと危ないです。汗だくになって本丸に辿り着けば、頚城平野と日本海の眺望が広がり、気分は爽快。
石垣のない山城であり、残存する土塁・堀などにも北条氏系の城跡のような技巧は感じられませんが、とにかく、全山に広がる多数の曲輪の規模感が圧倒的。
神社まで下山し、茶店で、遅めの昼食(謙信そば750円)。
その後、100名城ではありませんが同じ上越市内の高田城に登城し、帰路につきました。
高岡城
2015年6月20日
69城目
久々(今年初)の100名城巡りは、今春開通の北陸新幹線で富山・石川の旅。
朝一のかがやきを利用し、富山乗り換えで9:00前に高岡着。駅から10分ほど歩けば高岡城のお堀端。
築城時の縄張りをよく残す近世平城ですが。。。 建物なし、高石垣なし、中世山城の竪堀群のような凝った遺構なしということだと、ヴィジュアル的なインパクトはもう一つ欠けてしまいます。
大手口から入城し、鍛冶丸所在の博物館入り口でスタンプ。博物館(無料)見学後、射水神社が鎮座する本丸など城内をひとまわり。
その後、近隣にある高岡大仏(小顔すぎ。下から見上げる大仏様は少しアンバランスなぐらい顔が大きくてちょうど良いことを発見)や、駅の反対側の瑞龍寺や前田利長墓所に参拝し、12:00過ぎに金沢へ移動。瑞龍寺の伽藍はとにかく見事。必見です(この日は前ご住職の葬儀のため、無料で拝観)。
七尾城
2015年6月21日
71城目
レンタカーで七尾城へ。金沢から七尾へは、のと里山海道経由で約1時間半。山麓の七尾城史資料館(スタンプはここ。受付のおじさんが城の復元CGを見せてくれる。)と懐古館(築180年の庄屋さんの家。庭にいたおじさんが詳しく説明してくれた。)を見学後、山道を車で10分ほど登り、本丸北駐車場へ(観音寺城etcより道幅が広く、対向車が来てもおっかない思いはしません)。
駐車場から、調度丸・桜馬場経由で本丸へ(徒歩約10分)。その後、二の丸・三の丸を見学後、桜馬場に戻りました。
この城は、何と言っても石垣。北条・武田のような凝った縄張りの山城ではありませんが、数mの高さの石垣が何段も重なった姿はとても印象的。特に桜馬場と本丸の北面石垣は必見です。また、本丸からの七尾湾の眺望も素晴らしいです。
金沢への帰路、羽咋市の氣多大社と妙成寺に参拝。どちらも立派な古建築が残る寺社ですが、とりわけ妙成寺に圧倒されました。失礼ながら、能登半島の片田舎に奈良・京都のような見事なお寺があることにビックリしました。
金沢城
2015年6月20日
70城目
高岡から列車移動約40分で金沢着。予約済みの妙立寺(忍者寺・混んでいますが一見の価値あり)拝観後、金沢城へ。
利家・まつを祀る尾山神社に参拝し、玉泉院丸(戸室石の石垣が綺麗)から入城。三十間長屋(本丸)、五十間長屋・菱櫓・橋爪門(二の丸)、石川門(三の丸)を見学(スタンプは二の丸発券所にて)。西から東へ内郭を通り抜け、外国人観光客も多い兼六園へ。
まず分かったことは、金沢城の大きさ。この日は超ムシたこともあり、周辺を歩き回ってヘトヘトに。あと、本丸南面の高石垣をはじめとする各所の見事な石垣に台地上の平山城ということを実感。
翌朝、レンタカーで七尾城に向かう前に再登城。石川門・五十間櫓など、多くの撮影ポイントが東面するので、早い時間の登城がお薦めです。
丸岡城
2014年4月2日
55城目
4月になり漸く再開した2014年の100名城巡りは、福井県からスタート。
敦賀からレンタカーを利用。北陸道丸岡ICから丸岡城へは10分足らずで到着。4/1から桜まつり開催中ということもあり、平日にもかかわらず、多くの人たちが訪れていました。
お昼も近かったので、本丸への登城前に一筆啓上茶屋にて、おろしそばとソースカツ丼の福井県人セットで、まずは腹ごしらえ。
平地から独立した小山がそのまま本丸の丸岡城。その小山の斜面を中心に植えられた桜はまだ三分咲き程度で、城全体を覆いつくすようなボリューム感には欠けましたが、天守を背景とした桜花の写真は撮れました。
スタンプは中腹にある券売所で押印。以前から訪れたいと思っていた古式な天守は城内に現存する唯一の建物。笏谷石製の瓦や出窓式の石落しなど、興味深い意匠は多かったですが、一番印象に残ったのは、想像以上の内部空間の広さでした。
こぢんまりとした城で、天守しか残っていないので、ごく短時間での登城も可能ですが、関東からはめったに来られないと思い、じっくり見学。山麓の歴史民俗資料館にも立ち寄ってから、次の目的地の一乗谷へ。
一乗谷城
2014年4月2日
56城目
丸岡城からのレンタカー移動は、高速利用で約30分。まずは、一乗谷の下流に位置する朝倉氏遺跡資料館を見学(復原町並との共通券230円がお得)。
その後、復原町並の南入り口まで移動し駐車(スタンプはここの券売所)。
ブラブラ歩きながら町並みを見学し北側に通り抜けた後、川の対岸に渡り、水堀と土塁に三方を囲まれた朝倉館(義景の屋敷)跡へ(唐門横の桜の花はまだこれから)。朝倉館の裏山に連続して位置する諏訪館・湯殿など特別名勝指定の庭園跡に登ると、谷あいに広がる遺跡が一望でき、好天にも恵まれ、良い景色でした。
その後、城下町の南端にある上城戸の大きな土塁に立ち寄り、駐車場に戻りました(遺跡の見学時間はのんびり歩いて約90分)。帰路に、永平寺に参拝したいと思っていたので、残念ながら山上の城跡は断念。
一乗谷は朝倉氏と共に滅んだ山城と山麓の居館・城下町全体が瞬間冷凍された遺跡でした。その点、山城に行けなかったのは片手落ちで残念でしたが、山麓部だけでも他では見られない遺構や町並みを充分に楽しめ、興味深かったです。
岩村城
2013年9月6日
44城目
中央本線・明知鉄道を乗り継ぎ岩村駅へ。時間の都合で駅前からタクシー(本丸近くへの車道は大雨による土砂崩れで通行不可ということで、山麓の歴史資料館・太鼓櫓へ)。
資料館を見学し、受付でスタンプ押印、案内図(無料)・パンフ(300円・内容充実)を入手後、徒歩で登城。急傾斜を含む上り坂ですが、例えば高取城と比べると短距離で、正味15分程度の歩きで本丸到着。
この城の特徴は「石」。登城路の一部は石畳(とは言っても滑りやすい所もあり、歩きやすい靴は必須)、一の門から上は石垣が続きます。
中でも、本丸下の「六段壁」は衝撃。写真で見てはいましたが、菱櫓跡を回り込み、目に飛び込んできた時には圧倒されました。他にも見事な高石垣や虎口があるのですが、かすんでしまいます (ただ、六段壁直下の電柱だけは、いただけません)。
本丸からの眺望も素晴しく暫く滞在。
帰りは、同ルートで下山後、古い家並が残る城下町を散策し、駅へ(観光案内所でもスタンプ発見)。明知鉄道は1時間に1本程度なので、お出かけ前にHPでダイヤを確認しておきましょう。
岩村城は、山上部の見事な石組が印象的な三大山城でした。
岐阜城
2012年10月6日
5城目(過去記録)
この日は名古屋へ行く用事があったので、早めに家を出て、岐阜・犬山の2城に登城。
まずは、金華山ロープウェイで岐阜城へ。
2度目の登城ですが、よくぞこんなに険しい山上に城を築いたな〜、そして、よくぞ攻め落としたな〜と、改めて感心しました。
現在の天守が全くの模擬天守であることはみなさまご承知の通りですが、それと知りつつも、階上から濃尾平野を眺めると、「信長もこの景色を見て、天下布武の志をいだいたんだなぁ」という感慨を新たにしました。
スタンプは、天守そばの資料館(ちっちゃい)にてゲット。
2016年7月18日
苗木城の帰り(ついで?)に久々の登城。
信長居館跡を初めて見学。発掘調査中。
山中城
2013年3月31日
25城目。
予報は雨でしたが、何とか持ちました。でも、承知の上とはいえ、富士山は見られませんでした。
三島駅から東海バスを利用(駅前の券売所で往復券を買うと割引になります)。
駅前の観光案内所でパンフレットをゲット(山中城跡バス停のところの売店(スタンプ(シャチハタ)は店内)に置いてあるのは白黒コピーです)。
バスは1時間に1本くらいなので、事前にバス会社のHPで時刻表でご確認の上、お出かけになることをお勧めします。
山中城の見どころは、何といっても障子堀と畝堀。写真では、何度も見ていましたが、実際に目のあたりにすると圧倒されました(とくに西ノ丸と西櫓の間と岱崎出丸の横)。
バスの時間の都合で、1時間40分くらいの滞在だったのですが、もう少しいたかったというのが、正直なところ。
帰りのバスは途中下車し三嶋大社に参拝してから、徒歩で三島駅へ。
2014年5月17日 再登城。富士山とツツジと障子堀。
駿府城
2012年11月3日
15城目(過去記録)。
こだま号で掛川から静岡に移動し、掛川城に続いて駿府城に登城。
城域の西方にある静岡浅間神社に参拝の後、駿府城に登城し、静岡駅まで徒歩で。
この日の駿府城公園は大道芸のイベントをやっており、すごい人出。
城内を通り抜け、木造復元された東御門・巽櫓へ(スタンプはここの券売所)。中に入ると、展示物がとても充実していました。
城域を出たあと、南隣りにある静岡県庁別館(県警本部)ビルの展望台へ。
高い位置からだと、輪郭式の縄張りがよく分かり面白かったですよ(必見)。
写真は、展望台から見た、東御門の枡形。上から見下ろす機会はあまり無いので撮りました。
2013/9/22再訪。前回は行けなかった久能山東照宮にも足を延ばしました。
2015/10/12 富士山本宮浅間浅間大社・久能山東照宮から。坤櫓復元後、初の登城。
掛川城
2012年11月3日
14城目(過去記録)。
この日は、掛川城と駿府城に登城。
いつも新幹線の車窓から見ている掛川城ですが、大抵はのぞみに乗っていることもあり、初の掛川下車。
駅からは徒歩でしたが、一本道で10分足らずで着きました。
大手門も再建されているので、城内に入る前にお立ち寄りになることをお勧めします。
木造再建の天守上から周囲を見ると、この場所が遠江支配におけるキーとなる場所の一つであったことが実感できるような気がしました。
その後、現存の二の丸御殿へ(スタンプはここ)。
大規模な城郭ではありませんが、整備・復元にも気配りが感じられ、好感を持ちました。
2015年3月22日
遠江城巡り(掛川・高天神・横須賀・諏訪原・高根・二俣)。
犬山城
2012年10月6日
6城目(過去記録)
岐阜から名鉄で移動し、犬山遊園駅で下車。木曽川沿いに徒歩で犬山城に向かいました。
昔、名古屋に勤務していたころ以来の登城なので、約20年ぶり。
城内にいくつかある神社を参拝してから、本丸へ。入り口の門の上の事務所でスタンプをゲット。
そして、いよいよ国宝4天守の中でも最古の天守へ。
現存遺構はこの天守だけとはいえ、明治以降の時代を、よくぞ個人で維持して下さいました。成瀬さんに感謝!
帰路は、名鉄ホテル内の有楽苑にある国宝の茶室如庵を見学。犬山駅から乗車して名古屋へ向かいました。
名古屋城
2012年11月15日
16城目(過去記録)。
久しぶりの名古屋城。
地下鉄鶴舞線浅間町駅から歩きました。
因みに、最寄駅は浅間町か、市役所。名前に惑わされ、名城公園で降りると遠いですよ。
印象は、大阪城同様とにかくデカいということ。天守はビルって感じ。
・スタンプは正門入り口内の案内所でゲット。
・本丸御殿ほか、工事中。
・現存している清須櫓(御深井丸西北櫓)が公開中で中に入れました。
2016年4月27日
本丸御殿の木造復元が一部完成・公開となった後、初めての登城。
岡崎城
2012年9月17日
1城目(過去記録)
記念すべき1城目は岡崎城。
この日は、名古屋に行くついでに岡崎まで足を伸ばしたのですが、その主眼は滝山寺参拝。岡崎駅前でレンタカーを借り、郊外の滝山寺へ行き、各地に残る運慶仏の中でも、これまで拝観したことがなかった三尊像に初めてお目にかかり、その余韻に浸ったまま、徳川家・松平家の菩提寺である大樹寺(等身大と言われる各将軍の位牌で有名)に参拝。その後に、まだ時間に余裕があったので、駅までの帰路で初の岡崎城登城。
復興天守ということで、若干舐めていたのですが、堀などの遺構も残されており、久々に自分の中の城魂に火がついてしまいました。
子供の頃、城好きで山と渓谷社から出ていた「城と城下町」という本を擦り切れるまで繰り返し読み、城巡りなども随分しました。その後、興味の対象が寺院と仏像に移っていたのですが、岡崎城で、何かに目覚めました。近年、日本100名城というものが定められたということは知識としては知っていましたが、「何年かかるか分からないけれど、踏破したい!」という決意をここで抱いたのです。
長篠城
2013年4月26日
31城目
名古屋まではよく行くのですが、そこから意外と時間がかかることもあり、初の奥三河。
行きは豊橋から特急(車掌さんから「鉄橋を渡り左手に見えるのが長篠城」とアナウンスあり)。最寄駅の長篠城ではなく本長篠で下車し、城跡までは徒歩20分弱。5月5日に開催される「長篠合戦のぼりまつり」の準備が進んでおり、道筋にはのぼりの列。
まずは史跡保存館へ。スタンプは受付(状態問題なし)。
小ぢんまりとしていて、パンフも白黒コピーですが、長篠城・合戦の資料が分かりやすく展示され、思っていたより楽しめました。
保存館の目の前の堀を渡ると本丸(大きなのぼりが林立)で、すぐ向こう(城内)を線路が横切っています。遺構は堀(案外大きい)と土塁くらいで、ぱっと見てしまえばそれだけで終わってしまうのですが、城内から崖の下の川を見下ろしたり、武田方が陣地を築いた山並みを眺めたりしていると、何となく籠城兵のような気分になり、いつの間にか時間が経っていました。
川を渡り、対岸から城跡を見たり(牛渕橋から見ると断崖上の要害ということが歴然)、「鳥居強右衛門磔死の碑」を見たりした後、帰りは鳥居駅から乗車。
伊賀上野城
2013年6月17日
36城目
名古屋のついでに足を伸ばして登城。
近鉄特急・伊賀鉄道を乗り継ぎ約2時間。車窓からの風景に、伊賀国は山中の盆地に位置することを改めて感じます。
上野市駅で下車し、地下通路を通り線路をくぐれば、お城は目の前。改札口からものの5分で場内(本丸)に到着します。
伊賀上野城の最大の見所は、本丸西側の内堀からそそり立つ30m近い高さの石垣。藤堂高虎流の反りが無い高石垣の上に登れば盆地内が一望できます。皆様のレポートにもあるように、現状は柵や塀もないので、下を見下ろすと、なかなかスリリング。
昭和初期に建造された木造の模擬天守(スタンプはここ)を見学してから城内をうろうろ。松尾芭蕉を顕彰した俳聖殿(天守と同じ川崎さん建造)の手前から西へ向かえば、内堀の城外側から石垣を見ることができ、算木積の状況などもよく分かります。
そのまま堀を回り込み、旧藩校の崇廣堂を見学後、駅に戻りました。
松阪城
2013年3月30日
24城目。
松阪城は桜の名所です。
週末ということもあり、屋台も出店し、たくさんの人出でした。
松阪駅から徒歩。
御城番屋敷(かつての藩士の住まいである長屋で、重要文化財であると同時に、現在も住居として利用)を通り、搦手から登城。
スタンプ(シャチハタ)は城内の本居宣長記念館の受付にて。
建物の遺構は残っていませんが、満開の桜が高石垣に映え、とにかく見事でした。
小谷城
2013年11月16日
48城目
この日の100名城は近江の廃城巡り。ちょっと欲張り、小谷・安土・観音寺を1日で。
8:27米原着の新幹線。レンタカーを借り、まずは湖北に来たら欠かさず訪れる、向源寺十一面観音へ(近隣の民衆が土中に隠し、織田・浅井の戦乱を避けた国宝の美仏)。
ここから小谷城戦国歴史資料館へは10分程度。浅井三代と小谷城に関する展示を見学し、スタンプ押印(受付でいただいた縄張り図はgood)。
東尾根の番所跡まで車で行く予定も、シャトルバス運行期間ということで一般車は山中に入れず、山麓の駐車場から徒歩の登城に変更。車道を外れると険しい山道が続き、厳しい城攻めを実感。番所跡から上の主要部に入っても、曲輪間の高低差や堀切、本丸・山王丸などの野面積の石垣、まっすぐ登城させない虎口など防御上の工夫が見て取れました(清水谷から京極丸を攻め、横っ腹を突くかたちで小谷城を陥落させた秀吉に改めて感心)。
紅葉が色づきつつある城内で、桜馬場と大広間は特に見事。好天の週末ということもあり、山歩きの人たちも多く登城中でした。
山王丸まで登ってから、同じルートを下山。しっかりした靴を履いて行き良かったです。
彦根城
2012年12月2日
17城目(過去記録)。
国宝4天守の中で、唯一、これまで一度も訪れたことがなかった彦根城についに行くことが出来ました。
新幹線の車中から、その存在はいつも見てきましたが、この日は米原で乗り換え、在来線で彦根駅へ。
初めての駅を下車し、駅前から城方向への一本道を歩いてゆく段階で、もうワクワク。
天守は勿論のこと、城域すべてが素晴らしかったです。
全然時間が足りず、まる1日じっくり時間をかけて、彦根の街を歩きたいと思いました。

・本丸をはじめ各所でちょうど紅葉の見ごろの時期でした。
・天守前で、ひこにゃんがパフォーマンスをしており、大変な人だかりでした。
・スタンプは天守の入場券売り場。
・西の丸付近で、時代劇ロケ中の松平健さんに遭遇。
・旧彦根藩下屋敷(槻御殿)の玄宮園・楽々園も見逃せません。

2014/12/23再登城。
雪の彦根城を期待したが、冷たい雨でした。
帰路、竹生島と長浜城を訪問。
安土城
2013年11月16日
49城目
小谷城から安土へ高速道利用で移動。
まずは、駅前の城郭資料館へ(ここには、安土城と観音寺城の両方のスタンプあり)。パカッと割れる天主模型(1/20)とビデオを見学後、城跡へ。
安土城と言えば、なんと言っても大手道。城郭らしからぬ一本道の石段ですが、往時は真正面に天主を仰ぎ見ながら登城する者に、信長を神格視させたであろうことは容易に想像できます。一方、天主台から琵琶湖方向を見下ろす眺望には、天下人としての意識をイメージさせられます(信長は数十mの高さの天主の上から、当時は山麓まで迫っていた湖水を眺めたので、なおさらのことだったでしょう)。
天主台まで登った後は、?見寺跡(三重塔から下へは行けません)に立ち寄ってから、大手道を下山。現在の安土城は、登城のルートや範囲が限定的で、少しストレスが溜まります。
小谷城などに比べ、はるかに整備が進み、観光地化している安土城ですが、石段の段差は女性・子供・お年寄りには厳しい高さ。成人男性も含め、お出かけの際は歩きやすい靴をお薦めします。
観音寺城
2013年11月16日
50城目
安土登城前に、駅前の城郭資料館で2城同時にスタンプ押印(ここの観音寺城のスタンプは、強めに押さないとうまくゆきません!)。
安土城からトンネルを通り抜け、繖山東麓の五個荘林道を利用(時間の都合もあり有名な長い石段を回避)。噂通りの曲がりくねった細い道で、対向車とのすれ違いのため何度もバックする羽目に。レンタカーをヴィッツにしておいて良かった〜
駐車場から坂道を10分ほど登り、西国札所の観音正寺に参拝(紅葉が綺麗)の後、
境内の左下から回り込み、裏山の城跡へ。
巨大山城の中核部にあたる本丸・平井丸・落合丸・池田丸に足を踏み入れると、鬱蒼とした樹林の中に、半ば崩れかかった石垣が突然あらわれ、累々と連なっていました。印象をひとことで言えば「石垣の廃墟」。まだ15時前だったのですが、背筋がゾクゾクしてくるような感覚に襲われ。。。 一通り見学してお寺まで戻った時は、何だか周囲がとても明るく感じられ、人心地つきました。
駆け足の登城だったので、もっと早い時間帯に再訪し、余裕を持って見学したいと思います。
帰路に近くの石馬寺に参拝。山城3つの後だったので、石段がこたえました。
二条城
2013年1月30日
22城目(過去記録でスイマセン)。
京都駅から地下鉄で行きました。
みなさまご存知かと思いますが、二条城は冬季(12・1月)、夏季(7・8月)は毎週火曜日はお休みです。
ボクは、以前、地下鉄二条城前駅でお休みということを知り、愕然としたことがあります。
お気をつけ下さい。

この日は、工事中の唐門を通り、二の丸御殿へ。
観光客の方は本丸へは足を伸ばさないこともありますが、城巡りとして、きっちり天守台に登りました。
スタンプは出口近くの募金テントでゲット(募金は1000円しました)。
大阪城
2013年1月11日
21城目(過去記録です)。
JR森ノ宮駅から徒歩。
何十年ぶりかの大阪城天守への登城(その間、大阪城ホールとかは来てましたが)。
改めて感じたことは、大阪城はデカい。とにかくいろんなモンがデカい。
天守も中に入るとでっかいビルでした。

2014年4月20日再訪。極楽橋近くの内堀沿いに花水木が咲き誇っていました。

2016年1月22日。大坂城から真田丸経由で茶臼山まで。いま話題の真田歩き。
千早城
2014年4月20日
57城目
東京発6:00の新幹線。JR・南海を乗り継ぎ、河内長野駅から約30分バスに揺られ金剛山登山口で下車し、「まつまさ」に到着(10:20)。まずは、スタンプと千早神社朱印を押印(※)。縄張り図をいただき、比較的楽と言われる裏参道から登城。
案内板に従って登山道から分岐すると、急坂・階段。尾根まで登りきると四の丸と三の丸の間(「まつまさ」から約20分)。四の丸〜二の丸は神社境内で、本丸付近は普通に山。見た限り、戦国期の山城のような土塁・堀切・竪堀・横堀etcは見当たりません。ただ、後年の改変がありますが曲輪の配置は分かり、比高175mの急峻な山そのものが最大の防衛手段。
平地より遅れた桜の花が残り、小雨で煙る山上からの眺めは水墨画のよう。
帰路は、急な石段の表参道から。こちらを登らず正解でした。
約1時間の登城で「まつまさ」に戻り、椎茸うどんで腹ごしらえ。

※千早神社の朱印は、「大楠公」と書いてある紙に、お店の人から借りたハンコを組み合わせ、自分で押印。寺社巡りが好きで朱印帳も30冊以上になりますが、自分押しは初めて!楠木正成に因み、菊水紋を中央上部に押しました。
竹田城
2014年10月18日
66城目
大阪に一泊後、竹田・姫路に登城。
6:50新大阪発/9:08竹田着。9:45発の天宮バスまで、観光案内所(駅)と徒歩数分の情報館「天空の城」を見学(スタンプは観光案内所)。到着時は快晴。早朝は雲海が出ていたとのこと。残念でしたが、明け方に来る術は無かったのでやむなし。
バス停に戻ると通勤バスなみ混雑にビックリ。一般車と異なり中腹駐車場まで行き、下車後、城跡までは徒歩約15分。券売所まで舗装道。その後、山道を登り始めれば、すぐに石垣群が目に飛び込みます。
とにかく、圧巻。天守台は登れませんが、山上に何百mにもわたり幾重にも連なる石垣と、眼下に広がる絶景に圧倒されます。
現在、竹田城は一方通行の定められた見学ルート以外には立ち入れません。すっかり観光地化した現状で、安全と保護を考えれば致し方ないと思います。とは言え、城歩きの楽しみは大きく減殺されています。雰囲気が似た津和野城と比べると、個人的には、スケールは竹田、でも楽しいのは津和野です。
下山は徒歩(登米神社ルート)。整備されていますが急なので、登りは素直にバスがお薦め。寺町を抜けて駅に戻りました。
篠山城
2013年11月27日
51城目
折り返し後、最初の登城は丹波篠山。
篠山口でJRを下車し、バスで城跡の最寄りの二階町へ(20分弱・280円)。1時間に2本程度なのでネットetcで時刻を確認してからのお出かけをお薦め。
バス停から5分も歩けば、大手口から城内(三の丸)へ。
スタンプは二の丸大書院の受付前で押印(他施設との共通入館券600円がお得)。木造復元された大書院を見学、展示資料やビデオも見た後は、二の丸(御殿跡)・本丸(天守台)・現存する2か所の馬出など城内を歩きました。いろんな意見があると思いますが、ボクが思うこの城の最大の見所は本丸・二の丸を囲む高石垣。藤堂高虎流の直線的な傾斜の石垣が、盆地内の独立した小山を丸ごと覆う様は、予想を上回る見ごたえ(石垣下の犬走りの幅の広さはwhy?)。
南馬出から城外に出て、安間家武家屋敷・青山歴史村を見学してからバス停に戻った時点で、到着から2時間弱が経過。本当は猪肉料理を食べてみたかったのですが、時間の都合で断念。でも、代わりに(?)買った黒豆パンが美味でした。
明石城
2013年4月19日
明石城に初の登城。
新大阪から東海道本線の新快速で移動し、明石駅で下車すると、目の前の明石公園が城跡。現存する2つの櫓は駅のホームからもよく見えます。堀を渡って駅側の正面入り口を入ってすぐ右側のサービスセンターの受付窓口に声をかけ、スタンプ(シャチハタ)を出してもらい押印(状態良好)。
好天にも恵まれ、公園内は幼稚園児(?)の団体や、スケッチをしているグループなどで和やかな雰囲気でした。
高石垣の上に登れば、丘陵突端に築かれた連郭式の縄張りを実感。
本丸からは、今でも明石海峡大橋などを見ることができ眺めが良いですが、ビルが無い時代には、ここから山陽道に睨みを効かせていたんだということがよく分かりました。
月にもよりますが、土日だったら現存櫓の内部も見学できるそうです。平日で残念!
姫路城
2014年10月18日
67城目
言わずと知れた世界遺産。国宝の現存天守の保存修理は来年3月まで続いていますが、覆いが取れたこともあり、久々に登城。
駅構内の観光案内所で無料レンタサイクルを借りましたが、これが絶対お薦め。
機動力が飛躍的にアップし、限られた時間の中で、城内の見学だけでなく、城の周囲も巡ることが出来ました。
券売所横の事務所入り口でスタンプ押印後、見学ルートへ。天守周辺はまだ工事中で入れないため、西の丸・二の丸が見学の中心。工事後の大天守は屋根瓦の間の漆喰の白さが目立ち「白すぎ城」などとも揶揄さていますが、確かに西の丸方向から見ると小天守との色の違いが際立ちます。これはこれで、ありかも。もっと近くまで寄ると、見えるのは、瓦ではなく軒下なので、そこまで目立ちません。
城外に出た後、内堀沿いに反時計回りに一周(護国神社→姫路神社→好古園)。好古園からは、色づき始めた木々越しに、夕焼け色の天守が望めました。
天守に入れるようになったら、また来ます。
赤穂城
2013年8月8日
41城目
新幹線から在来線に乗り換え播州赤穂へ。駅2階の観光案内所でレンタサイクルを借り(200円)、まず花岳寺(藩主菩提寺・赤穂義士墓所)へ。宝物館には浅野家・義士関係資料のほか城郭雛型あり。
隅櫓(復元)を横目に、大手門から入城。三の丸所在の大石神社・大石良雄宅長屋門を訪れた後、本丸門へ(自転車で入れるのはここまで)。
復元整備された大手門や本丸門の虎口の枡形はとても立派。
本丸建物は一部の門・塀を除き復元されていませんが、地面の表示で御殿の間取りを確認。天守は建造されなかったものの高さ約9mの天守台があり、上に登ると、赤穂城を特徴づける、屈折した石垣に囲まれた多角形の本丸の縄張りがよく分かります。
この日の赤穂は酷暑。汗だくになったので米蔵跡の歴史博物館(冷房完備)に立ち寄り、水分補給。塩田・忠臣蔵等以外に城関連の展示も充実。受付で販売中の教育委員会発行の赤穂城関連の資料セット100円はお得です。スタンプは博物館ロビーで押印(本丸櫓門下にもあり)。
本当はもう少し各所を見学したかったのですが、あまりの暑さに負け、城跡から駅までの一本道(自転車で10分弱)を帰りました。
高取城
2013年5月26日
35城目
興福寺南円堂・北円堂開帳に合わせ登城。初の三大山城。
品川6:00発の新幹線に乗り、壺阪山9:37下車。駅からタクシー(2,000円強)利用で10:00前に到着。
七つ井戸で降り、急坂を登れば城内。急峻な山上に築かれた本丸・二の丸の高石垣はとにかく圧巻です。
天守台に登った後、いったん猿石まで下山し、大手道から再登城。大手門以下は山道ですが両側の草木の間には侍屋敷跡の石垣が覗きます。また、二の門〜大手門〜本丸は喰違い虎口が各所に残る堅固な防備ぶり。本丸や国見櫓からの奈良盆地の眺望も必見。
5月でもかなりの草むら。夏の登城はマムシなどの惧れもあり、避けた方が賢明です。
帰りは壺阪寺・城下町経由で駅まで徒歩。新緑のハイキングコースは快適ですが、400m以上の標高差を下り、急斜面やスリリングな所もあるので、雨天や足元が不安な場合は車道が無難です。
夢創館で、冷たいお茶を頂きスタンプ押印。再現CG等は実際に歩いた後だけに興味津々。ここで縄張図(10円)を買えますが、事前にネットで入手した方が、登城を楽しめます。
13:54壺阪山乗車。奈良に立ち寄り家路へつきました。
和歌山城
2013年10月19日
46城目
この日は高野山に参拝のため宿坊に一泊。その往路で、和歌山城と粉河寺に立ち寄りました。
大手門から入城。現存の岡口門に移動した後、表坂を天守へ。
全体的な印象は、彦根城にも似た、平山城らしい平山城。石段を登ってゆくと雨に濡れた緑色の石(あとで訪れた粉河寺でも見かけた紀州名産の緑泥片岩)が目立ちました。そして、現在は給水場の本丸に登ると、城がある虎伏山には、本丸と天守曲輪の2つの頂があることがよく分かりました。
天守の券売所でスタンプを押し、連立式天守に入ると、これぞ外観復元!
内部は残念な感じのただの博物館でした。
裏坂から山を下り、二の丸から木造再建の御橋廊下を抜け西の丸の紅葉渓庭園へ。
堀沿いの大通りから御橋廊下越しに見る天守は和歌山城のベストビュー。離れると鉄筋コンクリートの天守の見栄えも良く、北から眺めなので逆光になりやすいと聞いていたのですが、太陽が出てなかったので、かえってそれも気になりませんでした。
最後にバス駐車場そばの歴史展示室(無料)は意外とお奨め。役場の一室みたいで規模も小さく気の利いた演出もありませんが、一通りの知識はここで得られます。
鳥取城
2016年9月17日
94城目
妻とふたりで2泊3日の山陰旅行。
人生初めての鳥取県。空港から鳥取駅に移動。コインロッカーに荷物を預けてから、「ループ麒麟獅子バス」で鳥取城へ。
まず仁風閣(明治時代に建てられた池田家別邸)に入館。受付で借りたスタンプを押してから、内部を見学。
その後、城跡を散策。今回はひとりではないので、山上の丸は断念し、山下の丸のみ(工事中のため立ち入れない場所もあり)。御三階櫓の櫓台・天球丸の巻石垣・登り石垣など、石垣が印象的。継続的な修復工事で遺構が維持されていると感じました。
再びバスに乗り鳥取砂丘へ。
想像をはるかに上回る大きさ(とくに高低差)に圧倒されました。風紋も見ることが出来ました(雨が降らず、良かった!)。
砂の美術館を見学してから鳥取駅へ。
宿泊地の松江まで「特急スーパーまつかぜ」で移動。
松江城
2016年9月19日
96城目
山陰旅行3日目は松江市内を観光(この日も一日雨)。
駅前から市内を周遊する「ぐるっと松江レイクラインバス」を利用し松江城へ。
大手門跡から入城。本丸まで登って、昨年、国宝の指定を受けた現存天守をじっくり見学。現存12天守の中で最後に訪れた訳ですが、石落とし・狭間や屋内の井戸の存在に、関ヶ原直後の戦乱の世を反映した戦闘能力の高さを感じました。スタンプは券売所ではなく、天守内です。
城山稲荷神社に参拝してから、搦手から城外に出て、内堀に面した塩見縄手に。小泉八雲の旧居・記念館や武家屋敷を見学。
昼食(宍道湖名物しじみご飯)の後、再度「ぐるっと松江レイクラインバス」に乗車。2泊3日の旅の最後に、月照寺を訪れました。松平家墓所の巨大な亀趺にビックリ(これまで見た中でも福島・土津神社と並び最大級。亀部分の迫力では月照寺が圧倒。)。抹茶と和菓子も堪能。
その後、松江駅に戻り、家路へとつきました。
月山富田城
2016年9月18日
95城目
山陰旅行2日目は朝から雨。
松江駅前でレンタカーを借り、城跡のある安来市に向かい、まずは庭園や横山大観で有名な足立美術館へ。
美術館にいる間にも雨脚がさらに強まり、月山富田城到着時には豪雨の様相。城跡内の散策はやむなく断念。麓にある歴史資料館(スタンプはここ)だけ見学しました。100名城巡りでこんなことは初めて。いつの日かリベンジを。。。
その後、西へ車を走らせ、神魂神社・八重垣神社・出雲大社に参拝。出雲大社では旧大社駅舎や歴史博物館も見学し、昼食には出雲そばを食しました。稲佐の浜に立ち寄ってから、宍道湖の北岸を通り、松江への帰路に。
天候には恵まれませんでしたが、盛り沢山な一日を過ごせました。
津和野城
2014年9月15日
64城目
新山口に宿泊し、翌日はレンタカー。スムーズに流れ1時間強で津和野に到着。盆地に入り、いきなり山上の石垣が目に飛び込んできた時には、思わず声が出ました。
リフトに乗れば数分で山上へ(スタンプはリフト乗り場の茶屋)。尾根道を5分ほど歩いた高みには、石垣に囲まれ虎口も造形された出丸があります。
その後、尾根道をいったん下り、上り坂を登り始めると、樹林の合間から何段にも積み重なる石垣が見えてきます。これぞ近世山城跡の醍醐味!安全のため金属製の階段が掛けられた部分もあり若干興ざめとはいえ、それを余りある迫力です。
東門跡から城の中核部に入り、三段櫓・天守台(この城では最高所よりも下に位置)などを経て、左右に振られながら登ってゆけば、山頂に位置する三十間台に到着。周囲は樹木も無いので、一気に眺望が開けます。好天にも恵まれ、とにかく見事。
津和野城の魅力は、絶景と石垣です。
下山後は、山麓の高校そばに残る馬場先櫓・物見櫓を見学。太皷谷稲成神社(日本5大稲荷)や津和野藩菩提寺の永明寺(地元出身の森鴎外のお墓あり)を参拝、殿町を歩き城下町の雰囲気を楽しんだ後、萩へ向け出発!
津山城
2014年7月21日
62城目
備中松山城から高速を利用し1時間強で津山へ。院庄ICをおり西方から市街地に入ると、見事な一二三段の高石垣が目に飛び込んできます。
城の南隣にある観光センターに駐車。郷土博物館で、津山城縄張りの復元模型や鍬形?斎の「江戸一目図屏風」(レプリカ)などを見学してから、登城開始。
本丸まではのんびり歩いても10分ほどですが、登ってみると想像以上の高さ。盆地全体を見渡せると共に、麓から攻められづらい、防衛機能の高い平山城だったことが伺えます。
本丸では、木造復元の備中櫓の内部を見学(スタンプはここの受付。インクが薄いので、強めに押しましょう。)。全体が畳敷きで茶室もある御殿と一体化した櫓です。最後に最高地点にある天守台に登りました。
その後、津山藩別邸庭園の衆楽園に立ち寄り帰路へ。PAで、津山のB級グルメ「ホルモンうどん」を食しました。
備中松山城
2014年7月21日
61城目(三大山城を制覇)
鬼ノ城から岡山道経由1時間弱で臥牛山麓の城見橋公園に到着。シャトルバスに乗車し約5分でふいご峠(休日は自家用車不可/往復300円)。ふいご峠から大手門跡までは、整備はされていますが、かなりの急傾斜の山道を10分強登るので、早くも汗だく(歩きやすい靴がmust)。
大手門跡から先の小松山エリアは、何段も積み重なる石垣が見事な近世松山城址。さらに石段を5分ほど登れば本丸に着きます(スタンプは本丸入口の券売所)。
山頂部に建つ現存天守や復元された櫓は絵になります。後ろを振り返ると、城下町は遥か眼下で、「昔の人は、よくぞここまで歩いて通ったなぁ」と改めて感じます。
天守は二重の小規模なものですが、大きな唐破風が目立つ外観や囲炉裏・御社壇といった他には見られない施設があり、とても印象的。
下山後、城主の小堀遠州が一時的に滞在し、造園した頼久寺に参拝しました。
鬼ノ城
2014年7月21日
60城目
梅雨明け翌日。日帰りで岡山県内の岡山城以外の3城に登城。
朝一の新幹線で東京を出発。岡山駅前でレンタカーを借り、吉備津彦神社・吉備津神社に参拝した後、10:30頃に鬼ノ城のビジターセンターに到着(砂川公園から先の車道はすれ違うのにも苦労する狭さ)。
スタンプはセンターの受付。展示資料を見た後、上り坂を城内へ。センターから約5分の学習広場は復元された西門や外壁などを谷越しに一望できる絶景ポイント。
さらに5分ほど歩けば角楼・西門に到着(ここまでは整備された遊歩道)。その後、外壁沿いの道を反時計回りに進み、水門や門の跡・石垣などを見学。西門から先はアップダウンもある山道で汗だく。滑りやすいので、足元はしっかりした靴が必須。また、センターを含め自動販売機等は無いので、飲み物の持参も忘れずに。
古代山城は東日本居住者にはとても珍しく、初めて訪れました。この日は、晴れとはいえ霞がかかり、遠方の眺望は今ひとつだったのですが、天候に恵まれれば、眼下の吉備平野だけでなく、瀬戸内海まで見渡せるとのこと。畿内と西日本を結ぶ山陽路を扼する要所であることが実感できました。
岡山城
2013年12月15日
52城目
山陽路の、戦災後に復元された3天守と、2つの大名庭園巡り。
6時に東京駅を出発。岡山駅で路面電車(5分・100円)に乗り換え、城下で下車。5分ほど歩き、9時半頃に旭川河畔に到着。
まずは月見橋を渡り後楽園へ。
観光案内etcによくある後楽園内から岡山城天守を望む写真を狙ったのですが、逆光で難しく。。。 朝方は、園外の旭川堤防上の道を城の東側に回りこんだ方が良いようです(川岸に降りる階段もあり)。でも、この日のmy best shotは、完全逆光の月見橋から見た川面に映る天守のシルエット。
後ろ堅固の縄張りで旭川が堀代わりということもあり、橋を戻れば、すぐ本丸廊下門。
スタンプは天守受付にて。
天守は、皆さんおっしゃるようにエレベーター完備のビル。展示品も含め、さほど興味は湧きませんでした。宇喜多秀家が「うきたひでYeah〜!」と叫びながらお客さんとの2shot撮影をしていましたが、ここまで来ると逆に笑えます。
むしろ興味を引かれたのは、近世初期の各世代の石垣が見られること。中の段には、地中に埋まった石垣をそのままの場所で見られる見学施設があり、珍しかったです。
福山城
2013年12月15日
53城目
岡山から新幹線移動。
駅舎の外に出ると目の前に聳える高石垣。城の縄張りの中に駅を作ったということからすれば、福山城は、駅前というよりもエキナカという方が正しいかも。
現存する伏見櫓(望楼型の形状がユニーク)や筋鉄門の外観を見ながら本丸内へ。
博物館となっている天守(第2次大戦で被災し、コンクリート造りで復元)もすぐそこ。受付でスタンプを押印(インク多めで、気をつけないとベタッとなりそう)してから、内部を見学。
その後、石垣や長屋門などを見ながら、本丸とその周囲をぶらぶら歩き。
1時間後の新幹線にちょうど良い時間となりました。
郡山城
2015年10月31日
89城目
広島駅からレンタカー。
まず、山麓の歴史民俗博物館を見学。窓口で借りたスタンプを押印し、郡山城の案内図やパンフレットも入手。事前情報の収集が出来たところで、毛利元就墓所の手前にある駐車場から、色づき始めた木々の間を縫って、登城を始めました。
駐車場から頂上の本丸までは歩行時間だけで、約20分。道は整備されているとはいえ、基本的に山登りで、滑りやすいところや岩が剥き出しのところもあるので、足元は最低でもスニーカーで。また、雨天時は避けた方が無難です。
本丸のあとは、一段下に位置する周辺の曲輪群を見学。南側の三の丸周辺には破城で崩された石垣が散乱。また、山頂から各方向にのびる尾根の稜線上には、比較的小さな曲輪が段々畑のように残っています。
北条流・武田流に見られるような技巧的な縄張りとは異なり、無数の曲輪を築くことで全山を要塞化した山城で、春日山城・観音寺城などに似たタイプという印象を受けました。
派手な遺構は残っていませんが、山間部の国人領主であった毛利家発展の礎となった城だと思うと感慨深いです。
広島城
2013年12月15日
54城目
福山から新幹線移動。
駅から徒歩。城までの途中、縮景園に立ち寄り。今日の2つの大名庭園では、圧倒的にこちらの方がボクの好み。地面に散った紅葉、水面に映る跨虹橋、これらに冬の柔らかい日差しが低い角度から差し込むさまには、実に癒されます。
縮景園から広島城までは10分弱(寄り道しなければ駅から約20分)。
裏御門跡の枡形を通り抜け本丸に入り、石垣を見ながら、天守(原爆で被災し、戦後に復元)へ。木造っぽくとの意図か、外観の一部に木を使用していますが、内部は完全にコンクリ造りの博物館。スタンプは、1階のショップで声をかけると出してくれます。
発掘された金箔鯱瓦など、興味深い展示物もあり。岡山城と異なりエレベーターはないので、館内2周したら良い運動でした。
その後、二の丸へ行き、木造再建の表御門や櫓を見学(内部にも入れます)。
ここでも、武将隊がお客さんと一緒に写真を撮影中。そのかけ声は、「モーリッ!」でした。
城外に出ると16時。幅広の水堀越しの西日に照らされた天守や櫓が、まぶしく感じられました。
〆に、駅ビル内で牡蠣入りお好み焼きを食し、東京への帰路につきました。
岩国城
2014年9月14日
63城目
1泊2日の岩国城・津和野城・萩城は、人生初の山口&島根。
広島で在来線に乗り換え。岩国駅から路線バスに揺られ錦帯橋到着。川原から橋越しに遠望する山上の天守がベストショットですが、生憎、橋は工事中。それでも、真っ青な空と澄み切った川の水が目に眩しかったです。
錦帯橋・ロープウェイ・天守のセット券がお得。
ロープウェイを降りると本丸までは5分ちょっと。2ルートありますが山道を通れば本丸・二の丸下の石垣を間近に見られ、舗装道ならば大釣井に立ち寄れます(ということでボクは往復で別ルート)。本丸では、復元天守(スタンプは入り口で借用。上層からは瀬戸内海も。)や天守台(今は錦帯橋寄りに建てられていますが、本来の天守はここ)を見学。
お薦めは北の丸の周回道。東側に残る往時の石垣と、城割りで破却された西側の石垣が対照的で興味深かったです。ここまで来る観光客は少ないですが、城好きなら必見!(虫が苦手な方はお気をつけ下さい)。
下山後、山麓部の居館跡(吉香神社)や吉川家墓所などを見学。帰りは新岩国に出て、山口に向かいました(山口城・大内館跡・瑠璃光寺・毛利家墓所etc)。
萩城
2014年9月15日
65城目
津和野から来たので、東から萩へ。このためお城の前に、東光寺と松蔭神社。東光寺の地方寺院とは思えぬ立派な境内にビックリ。特に5代の藩主夫妻が眠る毛利家墓所は必見。シンメトリックに立ち並ぶ無数の石灯籠にアートを感じます。
城址(指月公園)では、皆さんの情報に従い土産物店の無料駐車場を利用。萩城だけに(?)堀沿いに萩の花。スタンプは券売所。本丸では天守台の扇の石垣や大規模な雁木が見事。
でも、今回ボクにとって萩城の印象は、「山」「海」。
忠告を無視し(?)、天守台そばの登り口から指月山頂の詰丸へ。高湿度の原生林内の急坂を登れば、汗だくで息も絶え絶え。(時節柄、虫除けスプレーを使っても) 虫が寄ってきます。樹木に覆われた山頂からは、充分な眺望はありません。そんな詰丸にデンと鎮座しているのが、多くの矢穴が穿かれた巨岩。石垣用の採石を断念しただけかも知れませんが、ボクは古代の磐座のような神秘性を感じました。下山後、東園近くの出口を出てさらに奥に進むと、行き止まりは海岸沿いの北櫓跡。波に洗われるような石垣に、ここには海抜0mから143mまで、同時に存在することを改めて実感しました。
徳島城
2015年10月20日
88城目
四国4日目(最終日)。
はりまや橋近くのホテルをあとにして、桂浜・竹林寺を観光。その後、高速利用で徳島城へ。
徳島中央公園の東側駐車場に車を停め、石垣を見ながら堀沿いの道路を南下。鷲の門・下乗橋を通って、城内に入りました。売店裏の舌石を見ようとしましたが、草に隠れて殆ど分からず(水路(もとの寺島川)の反対側からは、もっと見やすいと思いますが、立入不可の鉄道用地)。
山麓にある表御殿跡の博物館(スタンプはここの受付)と庭園を見学してから、石段を登って、山上の東二の丸・本丸・西二の丸へ。帰路は、本丸北側の急坂を通り、駐車場のすぐそばに下れました。
この城の最大の特徴は、緑色で偏平に割れた緑色片岩を積み上げた石垣で、山上・山麓ともに見られます(表御殿庭園の庭石にも使用)。和歌山城の石垣と同種の岩石のようなので、紀伊水道を挟んで、地質的には同質だということが分かります。
高松までは再び高速。初日に立ち寄れなかった栗林公園を訪れた後、高松駅から一路東京へ。レンタカーを駆使しての四国巡りは、駆け足になってしまったとはいえ、充実の4日間でした。
高松城
2015年10月17日
80城目
人生初四国。4日間で9名城を中心に周ります。
朝一の新幹線で東京を発ち、10時半に高松着。まずは駅構内でうどんを食してから、ほぼ駅前の高松城へ。
最初に港側から堀越しの月見櫓・水手御門・渡櫓を見学。その後、西口から入城(玉藻公園)。この日は入場無料でしたが、スタンプは料金所に声をかけてお借りしました。
鞘橋を渡り天守台⇒月見櫓etcを城内から⇒内堀沿いに歩く⇒陳列館の資料を見学⇒工事中の桜御門跡の横で堀を渡る⇒艮櫓⇒旭橋を通り東口から城外へ というルートで見学。
まず、印象的だった点は、想像より全然立派だったこと。現存櫓や石垣ももっとちゃちだと思っていました(スイマセン)。
次に、本格的な海城も初めてだったので、堀が海水(!)というのも面白かったです。鯛にエサやりをしましたが、すっごく元気!
それから、城のすぐ脇を鉄道(琴電)が走っていること。艮櫓は、線路に最も近い現存櫓でないでしょうか。
駅前に戻り、レンタカーを借りて、Let’s go!
丸亀城
2015年10月17日
81城目
高松城から約50分で到着(高速利用)。山上の現存天守は結構遠くから目立ちます。資料館裏の駐車場に停め、まずは資料館を見学。
その後、御殿表門を抜け、曲輪を時計回りに大手門へ。この間、曲輪内あるいは堀の外から、一二三段の高石垣を何回も見上げましたが、快晴の空の下、午後の順光に映える天守が印象的。
見返り坂から登り始め、三の丸・二の丸を経由し本丸へ。石垣上から見る讃岐平野・瀬戸内海(瀬戸大橋)は絶景です。
現存天守は小規模ですが見ごたえあり(スタンプは天守入り口で)。石落とし・狭間(隠し狭間もあり)・太鼓壁など、意外と戦闘的な部分も要チェックです。
丸亀城の後は、善通寺・金比羅宮に参拝しながら、1・2日目の宿泊地の松山へ向かいました。
今治城
2015年10月19日
86城目
四国3日目。松山城近くのホテルを8時半頃出発。途中、道後温泉そばの伊佐爾波神社・石手寺に参拝してから、山越えの一般道を今治へ。10時過ぎに到着し、お堀端の駐車場に駐車。
鉄御門から入城し、天守・櫓の内部を見学(100名城スタンプは天守入り口。それとは別に、天守と各櫓に置いてあるスタンプを集めると、2種ある絵葉書から1枚を貰えます。)。
今ある建物は全て新しいもので、天守に至っては、丹波亀山城天守の古写真を参考にした模擬天守。とはいえ、最上階からの眺めは素晴らしく、瀬戸内海・しまなみ海道を一望。足元には、藤堂高虎の縄張りを特徴づけるシンプルな方形の曲輪(本丸・二の丸)が広がっています。
本丸跡の吹揚神社に参拝した後、山里門から出て、内堀沿いを歩きました。直線的な石垣、石垣下の犬走り、海水を取りいれた広大な水堀といった今治城の特徴がよく分かります。
全くの平地に築き上げたということで、当時の土木力に感心。堀に海水魚(ボラ?)はいましたが、話題のサメは発見できませんでした!(尤も、いつでもいたらビックリですが。鉄御門の係の人によると、5月と9月に海から侵入したそうです。)
湯築城
2015年10月18日
85城目
松山城見学後、さらに自転車を走らせ、湯築城へ。
資料館(スタンプはここ)で、展示資料や映像を見てから、武家屋敷などを見学。夕方の公園(道後公園)ということもあり、城内は犬連れで散歩する近所の方でいっぱい。
木造3天守のハシゴでお腹いっぱい気味の1日の最後の登城ということで、淡白でちょうど良いくらいでした。
その後は、温泉街で食事をしてから、道後温泉本館に立ち寄り、ひとっ風呂浴びて(410円)、ホテルに帰りました。
松山城
2015年10月18日
84城目
宇和島・大洲から松山に戻り、ホテルに車を停めた後、自転車を借りて松山城へ。
この日はリフトで登って山上の曲輪を見学(工事箇所が散見されるが、見学には概ね問題なし)。前の2城とは比較にならない多くの観光客。門や櫓を眺めながら歩いていると、復元された建物の数が多く、なおかつ、現存建物との違和感が少ないので、どれが現存建物なのか分からなくなってきます。
本丸内の本壇と呼ばれる天守曲輪に入り、大天守地下から連立式天守群の建物内へ(スタンプは大天守入り口)。人生初の1日で3箇所目の木造天守!
個人的な好みですが、下見板張りに突き上げ戸の無骨な感じが好きです。
翌朝7時台にも、自転車で城山の周りを一周。前日見られなかった山麓の水堀周辺や、登り石垣を見学しました。
2016年11月1日
松山訪問。秋山兄弟生誕地・坂の上の雲ミュージアム見学後、夕刻に再登城。
大洲城
2015年10月18日
83城目
宇和島城から松山に戻る途中で大洲城へ。朝方の濃霧は、すっかり晴れました(初冬の朝、大洲盆地では「肱川あらし」という自然現象の原因となる強烈な霧が発生するそうです)。
市民会館の駐車場に停めた後、現存の苧綿櫓・下台所の外観を見ながら、坂道を登って本丸へ。
現存の台所櫓・高欄櫓とL字形に連結された木造復元天守の内部を見学(スタンプは台所櫓の入り口にて、スタンプを押すかグッズを買うと天守のシールが貰えます)。映像・展示資料、そして建物そのものを見るにつけ、これだけのものを木造で再建した地元の方々の努力に、改めて頭が下がる思いです。
駐車場を通り過ぎ、市街地に現存する三の丸南隅櫓へ。高校グラウンドに突出した石垣上の櫓内部に無料で入れます。ここまで来ている観光客はいませんでしたが、太鼓壁・隠し狭間など意外と見所あり。
最後に肱川の対岸に渡りました。河川敷に下りると、川面に映る黒と白の天守・櫓が、超カッコイイ!
宇和島城
2015年10月18日
82城目
四国2日目は、松山城近くのホテルを7時半に出発し、宇和島城には天守オープンの9時に到着(高速利用)。快晴にも拘らず、途中の大洲近辺は強烈な朝霧でビックリ。
レンタカーを駐車場に停め、目の前の桑折長屋門から登城。平山城なのですが、井戸丸経由の上り坂では、急な石段や古びた石垣が、山城の趣。
藤兵衛丸の郷土館を見学した後、いよいよ本丸の現存天守へ(スタンプは天守入り口)。三重三階の天守ですが、前日に丸亀城に行ったせいか、思ったより大きな印象。内部も戦闘的な丸亀城天守と異なり、居住性が高そう。朝方は、正面(玄関側)から見る天守は逆光ですが、階上から見る海方向は良い眺めで、足元の本丸には天守の影が伸びていました。
外国人の団体観光客が朝から訪れていたのは驚きでした。
現存の上り立ち門も見学してから、伊達家浜御殿跡の天赦園に移動。庭園からは城山上の天守が借景となり、青空に映えていました。おすすめのビューポイントです。
高知城
2015年10月19日
87城目
四国3日目は高知泊まり。今治から、高速利用で四国を南北に縦断(2時間強)。チェックイン前に、まずはお城へ(駐車場は山内一豊像そば)。
登城は現存の追手門から。追手門越しに見える山上の現存天守は、いちばん高知城らしい風景です(但し、午後は逆光)。
石樋・長宋我部時代の石垣・天守下の忍び返し・詰門などを見ながら、杉の段⇒三の丸⇒二の丸と進み、本丸へ。詰門2階を通り抜けてから、多聞櫓の間の廊下門をくぐるなど、動線も凝っています。
本丸は比較的こじんまりしているものの、天守・御殿など多くの建物が現存し、見所沢山。天守を含む建物には御殿玄関(スタンプはここの窓口)から入ります。建物内から土塀に空いた長方形の穴を通して城外が見える物見窓(現存はここだけ)など、細部にも興味深い点が。漆喰が予想外に黒ずんでいるところに、かえって歴史を感じました。
本丸からの帰路は黒金門経由で。
夕食は、鰹のたたきと鯨。
翌朝は、6時半頃にはりまや橋近くのホテルを出て、日の出直後の高知城へ散歩。天守の白壁が朝日に映え、オレンジ色に染まっていました。
福岡城
2015年9月11日
72城目
大濠公園駅で地下鉄を下車。堀沿いに歩いた後、橋を渡り内枡形となっている下之橋御門(大手門)から広い城内へ。旧母里邸長屋門etcを見ながら陸上競技場の脇を抜け、平和台球場跡地(発掘中)そばの福岡城むかし探訪館の受付にて、スタンプ押印。近くの鴻臚館跡展示館も見学しましたが、こちらにもスタンプあり。入場無料でもあり両方ともご覧になることをお薦めします。
両施設がある広大な三の丸(平地)から、鉤形に曲がる東御門の石段を登り、東二の丸→南丸→二の丸→本丸→天守台と時計回りに中心部へ。天守台上からの街並みの眺めは見事で、改めてこの城が平山城であることを想起させられます。
立派な石垣が数多く残るところは、近世巨大城郭の面目躍如といったところでしょうか。一方、現存建物はごくわずかですが、その筆頭は南丸の多聞櫓だと思います。南の丸の内側からも良いですが、是非、石垣の下側に回り込んで見上げて下さい。カッコイイですよ。
帰路は上之橋で水堀を渡り、赤坂駅方面へ。
大野城
2015年9月11日
73城目
福岡市内からレンタカー。水城出口で高速をおり、まずは大宰府政庁跡へ。現地に立ち、背後に聳える四王寺山に大野城が築かれた目的が、大宰府の防衛・詰めの城であることを実感。スタンプはすぐそばの展示館(入場無料)にて。
車に戻り、天満宮脇からの林道を大野城へ。林道入り口は、ちょっと見落としやすいですが、道そのものは余裕を持って対向車とすれ違える舗装道なので、ご安心を。
大野城は、全山に遺構が広がる巨大山城ということもあり、見学場所を絞り込み。まずは、焼米ケ原駐車場に駐車。徒歩数分圏内の大宰府口城門跡・増長天礎石群・土塁へ。
次に、最大の見所と楽しみにしていた百間石垣へ(ここは路肩駐車)。ただ、工事中に加え、北斜面のため15:00頃には日が翳り、草に覆われ、よく見えず。期待値が大きかった分、ちょっと残念。
大野城と同じ山中には、戦国時代の高橋紹運の玉砕で知られる岩屋城跡と紹運墓もあるので、下山途中に立ち寄り。岩屋城からは、眼下に大宰府・水城などを一望することができ、素晴らしい眺めでした。
太宰府天満宮と観世音寺(平安〜鎌倉期の巨大仏像群)を参拝してから、博多に戻りました。
名護屋城
2015年9月12日
74城目
レンタカー利用での北部九州100名城巡り2日目。博多から高速・一般道を経由し約1時間半で到着。まずは9時オープンの博物館に入館(無料・スタンプはここの受付)。見学後、大手門跡の入り口から入城(維持協力金100円)。
博物館で貸してくれるiPadを持っての城歩きが絶対のお薦め。
自分がいる地点をリアルタイムに縄張り図上に示してくれる機能も便利ですが、最大の目玉は「バーチャル名護屋城」。徹底的な城割りが行われた名護屋城の往時の姿が、今いる場所の視点で甦ります。これはスゴい!
崩された石垣ばかりが各所に目立つ大規模な城跡ですが、芝生(?)敷きの広々とした曲輪群が水平線に囲まれた感覚は、むしろ晴れ晴れとしていて(天気は曇でしたが)、個人的には、悲惨さや悲壮さを感じませんでした。
吉野ヶ里
2015年9月12日
77城目
佐賀城から30分ほどで到着。歴史公園の入り口は東西2ヶ所。スタンプ設置場所は東口の券売所なので、こちら側の駐車場にとめました。佐賀市方面からは遠い方の入り口ですが、遺跡エリアにもこちらの方が近いです。
入り口でスタンプを押した後、見所の南内郭・北内郭を中心に見学。とにかく園内は広いので、ほんの少ししか見ていないうちに、閉園時間の17:00になってしまいました。その後は、当日の宿泊地の熊本へ移動(この日の走行距離350km)。
弥生時代の大型集落の遺跡ということで、100名城の中でも相当異色。でも、それはそれで興味深く楽しめました、第一、100名城に入っていなかったら、訪れる機会も無かったと思います。物見櫓・堀・逆茂木といった構造を見ると、ここも「防衛施設としての城」であることを実感できました。
佐賀城
2015年9月12日
76城目
市街地の中心に位置する佐賀城までは、平戸城から一般道と高速を通り、1時間半弱。
天守台そばの駐車場にとめ、現存建物の鯱の門をくぐり本丸に入城。思ったよりも立派な門。
すぐ横には、本丸御殿を一部再建した歴史館。スタンプは、玄関を入って右手の受付に声をかけ、出してもらいます。
幕末の佐賀藩をテーマにしたプロジェクションマッピング(約5分)を見た後、館内を見学。
入館料は、出口で任意の金額をBoxに入れて支払います。
最後に天守台に登り、駆け足での登城が終了。
平戸城
2015年9月12日
75城目
予定変更で平戸城に足を延ばすことに。
名護屋城から一般道で2時間弱。幹線から一方通行路に入りしばらく進み、山麓の駐車場に駐車。階段を少し登れば、現存の北虎口門と狸櫓に到着。ここでチケット(510円)を購入し、入城。
さらに登った本丸の模擬天守受付にスタンプはあります。
天守は模擬で、再建櫓も怪しげ、現存建物にも変な改修(何たってガラス窓)ということで、正直、かなり微妙な印象が拭えない城です。
そんな中、模擬天守最上階からの眺めは絶景です。
再建櫓の屋根越しに広がる玄界灘、そして山上からでも流れの速さが見て取れる平戸瀬戸。こんな景色の城は他にないのでは。これだけ(?)でも、100名城に値すると思いました。
熊本城
2014年11月17日
68城目
人生初の2泊3日の熊本旅行。初日・2日目は菊池渓谷・阿蘇で大自然を堪能。
3日目は歴史巡り。早朝に清正公菩提寺の本妙寺に参拝した足で、市電利用で熊本城に移動。坪井川沿いの長塀を眺めた後、須戸口門から登城(スタンプはここで)。
熊本城の魅力といえば、何と言っても豪壮な石垣。東竹の丸の現存櫓群の下の高石垣、登城路が6回屈折する竹の丸から飯田丸への虎口、二様の石垣など、次々と現れる見所に思わず嘆声が洩れます。
一方、外観復元の大小天守内の味気なさや、せっかく木造復元したのに妙に明るく雰囲気の出ない本丸御殿など、ボク的には建物はイマイチ。そんな中、宇土櫓は見事。規模だけでなく、櫓の内外の趣も、他城の現存天守並み、いやそれ以上でした。
頬当御門から出て加藤神社へ向かい、宇土櫓下の空堀の高石垣に圧倒されつつ、熊本城を後にしました。
細川家ゆかりの水前寺成趣園にも足をのばしました。古今伝授の間で、池泉を眺めながらいただく抹茶と和菓子は格別です。園内の出水神社には加藤神社同様、七五三の家族連れ。
2015年9月13日、九州北部城巡りの旅で再登城。
大分府内城
2015年9月13日
79城目
岡城から約1時間半。ナビの示してくれたルートは近かったけれど、途中、対向車とすれ違うのにも困るような山中の道も通りました(要注意)。
文化会館の取り壊しが完了し、城内(旧本丸ほか)はほぼ更地。普段は市役所の駐車場になっているようですが、この日は休庁日のため近くのコインパーキングに駐車。
松栄神社側の堀をまたぐ廊下橋(再建)から入城し、天守台横を通り、大手門へ(スタンプは大手門の下の台上に、紐でつながれ、無人状態で置いてあります)。
大手門から外に出ると、殺風景な城内と異なり、水堀に白漆喰の現存・再建の櫓や塀が映え、なかなかきれい。
大分からは高速を利用し博多に戻った後、帰京の途につきました。
この日の走行距離は約260km。3日間に亘る北部九州100名城巡りで、8城(再登城の熊本城を入れれば9城)に登城。いくつかの寺社にも参拝出来たし、かなりせわしない部分もあったものの、充実した旅でした。
岡城
2015年9月13日
78城目
朝一で、熊本城に1年ぶりの再登城を果たした後、途中、阿蘇神社に参拝しつつ岡城へ(約2時間の走行)。因みにこの翌日に阿蘇山が噴火しました。
駐車場の入城券売り場(100円)でスタンプを押印。評判の巻物型パンフもここで。
だらだら坂の舗装路を数百m登った後、大手門跡までは、少し急な石段が続きます。でも、そこを過ぎて、溶岩台地上の城内に入れば、さほど急なアップダウンはありません。
この城の最大の魅力は、何と言っても高石垣(絶壁です!万一落ちたら危険すぎ)。特に三の丸はヤバいです。また、虎口など城内各所の石垣もかなりのもの。建物が全く残らない点を補って余りあります。
ボク的には、石垣が魅力の近世山城としては、竹田城・津和野城と並んでBest3(現存建物が魅力の備中松山城は別格)。また、阿蘇山や九重連山といった名峰に囲まれており、その眺望もまさに絶景。
晴れてて良かった!
今帰仁城
2016年1月10日
92城目
駐車場の近くにはお土産屋さんが立ち並び、お客さんの数も多く、中城城より観光地的な印象。
券売所の裏にある紐でつながれたスタンプを押してから城内へ。桜まつりを前に、寒緋桜が、早くも、濃いピンク色の花を咲かせ始めていました。
御内原からの雄大な眺めは、この城の最大の見所。足元に伸びるうねる城壁は(規模はずっと小さいけれど)万里の長城のよう。その向こうには、東シナ海が広がります、この日は曇り空だったけれど、青空・青い海だったら、どんなに素晴らしいかと、想像を膨らませました。
石垣をよく見ると、同じ石灰岩でも珊瑚のあとの細かい穴が目立つ中城城と異なる岩質の古石灰岩で構成されており興味深かったです。
那覇への帰りは、美ら海水族館に寄ってジンベイザメ・マンタなどを見学(16:00を過ぎると入館料が通常の30%OFFとお安くなります)。妻と2人で充実したドライブが出来た1日でした。
翌日の沖縄旅行最終日は、ひめゆりの塔や斎場御嶽など本島南部をまわりました。
中城城
2016年1月10日
91城目
国際通りのホテルからレンタカーを使い、高速経由で30分あまり。9時過ぎに到着すると、三の郭の下では前夜開催のきゃりーぱみゅぱみゅ出演のイベントの撤収作業中。
とにかく見ごたえがある城跡でした。
特に大規模な訳でもなく、縄張りもごくシンプルな連郭式ですが、珊瑚礁が隆起した石灰岩の岩山の頂全体を丸ごと石垣づくりとした様は、圧巻です。太平洋と東シナ海を同時に見渡せるロケーション、精緻に積み上げられ(しかもよくぞ残存した)石垣や門を堪能。冬にもかかわらずツワブキの黄色い花に青い蝶が舞う南国の雰囲気を楽しみながら、琉球独特のうねるような石垣を辿っていると、いつの間にか2時間が経過していました。
スタンプは券売所でお借りして押印。
古宇利島に立ち寄り、エメラルドグリーンの海やハートロックを見て、ランチにタコライスを食べてから、今帰仁城へ。
首里城
2016年1月9日
90城目
人生初の沖縄旅行は妻と2人で。昼前に那覇空港に到着。ゆいれーる(モノレール)を利用し、牧志駅そばのホテルに荷物を置いてから首里駅へ向かいました(那覇空港⇒首里は約30分。空港・ホテル・首里を行ったり来たりするので一日券を購入。首里城も割引となりお得でした。)。
沖縄そばの昼食をとり、まず玉陵を見学。続いて、守礼門を通って城内へ。周囲には大勢の観光客(その多くが中国からの旅行者)。中国語が飛び交う中、大陸の雰囲気漂う建築を眺めていると、何となく異邦人的な感覚に包まれました。
有料区域に入って、南殿・正殿・北殿などを見学。書院・鎖之間での琉球菓子・さんぴん茶の接待が、JALの機内で貰ったクーポンで無料となり大満足!スタンプは北殿売店の会計でお借りしました。
戦災で壊滅的損害を被り戦後復元されたという各所の説明や、旧日本軍司令部跡の壕などを見るにつけ、第2次大戦の影を色濃く感じさせられました。