米沢城 2018年4月6日 | 続日本百名城スタンプラリーに合わせて、4月6日から北海道&東日本パスを購入。まずは東北地方から攻めることにしました。新幹線で福島まで移動した後、北海道&東日本パスを使って米沢へ。駅前から山形交通の白布温泉方面行きバス(230円)に乗り、上杉神社前下車。といっても、ここに来るのは4回目です。前回は雪が積もっていて、謙信像の裏手でズブズブ膝上まではまってしまったことも、懐かしい思い出です。 米沢観光コンベンション協会の受付で「スタンプはどこですか?」と尋ねると、事務所の奥から出してきたので、ひょっとすると、記念すべき1番目かも??? 先を急いでいたため、滞在30分程度で駅に戻ってしまったのですが、もうちょっと時間に余裕があれば、米沢グルメも満喫したかったですね。上杉神社近くの「やまとや」のラーメンは昔ながらの中華そば的な素朴な味。大町一丁目バス停前のそば屋「寿々喜家」の江戸時代の蔵座敷は一見の価値ありです(来店した西郷隆盛が置いていったという軍票も展示されています)。 |
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白石城 2018年4月6日 | 米沢城の後に訪問しました。本当なら福島まで戻るルートのほうが近いのに、新幹線中心のダイヤだったため、いったん山形に北上し、ランチに「庄司屋」の板そばを食べた後(山形城もちょこっと見ていきました)、仙台経由で白石へ。途中船岡で桜が満開だったので、列車も気を利かせて徐行してくれました。 白石城も4回目の訪問で、二の丸大手門が移築された当信寺や片倉家廟、愛宕山麓の真田幸村の墓etc駅のレンタサイクルでひととおり回っています。でも、桜のシーズンは初登城とあって目の保養になりました。 スタンプは天守閣の入場料400円を払って中に入らないと押せないような雰囲気でした。「前に入ったことがあるから」とスタンプオンリーを交渉する手もあったんですが、10年ぶりなので久々に登楼してみようという気になりました(あと地震復興資金の足しになればというのも理由)。あいにく天気が悪く、蔵王山は雲に隠れてまったく見えませんでした…。 白石はうーめんが名物。個人的には「関東家」のカレー温麺がお気に入りです。まだ注文したことはありませんけど、「白石城温麺御膳」というメニューもあったと記憶しています。 |
三春城 2018年4月7日 | 郡山発9時38分の磐越東線で2駅目の三春へ。行きはバスに乗って、中央大町で下車して歩いていきました。小学校の校門になっている明徳門横の坂を登り、途中、有名な浪岡邸の枝垂れ桜(満開でした)を観賞しながら、ひたすら登ること約15分で本丸跡に到着。スタンプは確か本丸跡にあるはずだったんですが、あらへん!血眼になって本丸の敷地内をグルグル歩き回っても、あらへん! 探すのに疲れはて、「しゃあない。もうひとつの設置場所、歴史資料館で押すか」と二の丸跡に降りたところ、あっ、ありました!確かに本丸跡に近い場所に設置されているけど、正確には二の丸だから、自分以外にも間違える人がいるのではないでしょうか? 実はこの日、お城から10キロばかり離れた場所にある「滝桜」目当てにたくさんの花見客が来ていて、シャトルバスも運行されるフィーバーぶり。せっかくの機会だから、滞在を伸ばして見に行こうか迷ったんですが、向羽黒山城を優先させ、断腸の思いで断念。 でも、結果から言えば、向羽黒山を選んだのは大失敗でした。。。(つづく) |
向羽黒山城 2018年4月7日 | 三春城訪問後、郡山に着いたのは12時11分。でも、次の会津方面行き列車は12時52分までなく、会津若松発13時30分の本郷方面行きバスには間に合いません。これを逃すと、次は14時45分。只見線も会津鉄道も15時、16時台と思いっきり接続が悪いため、郡山発12時15分の高速バスを選択。会津若松着13時18分なので、10分程度遅れても何とかなると判断しました。 ところが、高速に入るまでに30分以上もかかり、会津若松着はなんと13時40分過ぎ(列車のほうが早かった!)。列車なら乗り放題だったから、結果的にバス代1100円をドブに捨ててしまいました。 仕方なく次のバスまで1時間待って、本郷インフォメーションセンター前で下車したのは、15時半近く。スタンプを押した後、三曲輪近くまで登ったんですが、雨と強風に加え、「熊出没中」の看板まであって、「夕方はやばい」と途中で引き返しました(会津美里町の熊はマジ怖いっす)。 翌日、再挑戦を期したのですが、午前6時以降晴れの予報にもかかわらず、雪という最悪のパターンで、またしても断念。でも、いつかは必ずリベンジします! |
村上城 2018年4月8日 | ここも4回目の訪問です。うち最初の2回は近くまで行きながら、時間等の都合で引き返しています。2015年4月に山頂付近で熊が出たというニュースが気になっていたこともありました。 市街地近くの単独丘陵でまさか!ですが、その後、目撃情報も途絶え、「熊出没注意」の看板も撤去されたことから、前回はわざわざ人出が多そうな日曜を選んで登りました。 今回も偶然とはいえ日曜。村上駅窓口でレンタサイクルを500円で借り、「一心」の刺身定食特上で腹ごしらえした後(駅前の「石田屋旅館のランチもイケます)、時折雨がポツポツ降る中を自転車漕いでスタンプ設置場所の「おしゃぎり会館へ」へ(観光案内所によれば、城近くの東北電力と村上城跡保存育英会にも設置されているという話です)。 前回は中世散策コースも回ったりしたのですが、今回は迫力満点の石垣を横目で見ながら一気に本丸跡までGO!デジカメの撮影記録から計測すると、麓からの所要時間は12、3分でした。山頂から眺める日本海は格別。 お城以外にも武家屋敷エリアや寺町などの見どころがあり、浄念寺にはこの地で生涯を終えた間部詮房の廟も。 |
鶴ヶ岡城 2018年4月9日 | 新潟駅発4時56分の始発列車に乗り、村上経由で7時38分鶴岡着。駅の立ち食いそばで朝食をと思ったら、あらへん!仕方なくバスで最寄りの市役所前に行こうと雨が降るなか、エスモール(駅から歩いて5分ほどの場所にあるバスターミナル)まで歩いていったら、次の市役所方面行きバスは1時間10分後とのこと。鶴岡ってバスの本数が少ないのが不便なんですよね。 結局、30分近くかけて荘内神社まで歩いていきました。市の中心部なら朝食を取れる喫茶やファミレスのひとつでもあるだろうということだったんですが、これまたあらへん!荘内神社から500メートルほど離れた場所にコンビニが1軒あるだけ…。鶴岡を朝訪問する方は必ず朝食を済ませてからにしましょう! で、4回目の訪問となった荘内神社ですが、交渉次第では9時ちょっと前にスタンプが押せそうな雰囲気でした。 このあたりは鶴岡公園として市民の憩いの場や桜の名所になっていて、周囲に藩校致道館や致道博物館などもあります。だだちゃ豆やノドグロ、庄内風芋煮汁(味噌味)なども名物なので、グルメ好きなら1泊したいところ。駅前の「清川屋」では「だだっパイ」がお薦め! |
秋田城 2018年4月9日 | 鶴岡から酒田経由で14時24分秋田着。14時45分発のバス将軍野線で秋田歴史資料館前下車。所要時間約25分、運賃は360円。本数は必要最低限出ているようです。 まずバスの進行方向に向かって左側にある歴史資料館でスタンプを押印。ここも白石城同様、入場料200円を払ってから、受付の後方にあるスタンプを押すような形でした。 その後、バス停に戻り、道路の反対側にある坂を登ると、秋田城跡です。 登りきった場所の目の前に政庁跡があり、奥へ奥へと歩いていくと、東門を経て、鵜ノ木地区へと至ります。けっこう城域は広いです。 「政庁さえ見ればいいや」と先を急いで引き返す人もいるかもしれませんが、鵜ノ木地区の古代沼の背後にある「古代の水洗トイレ」を見ずして帰れません。見学時間は、歴史資料館と城跡エリア併せて最低でも小一時間くらいが目安でしょうか。 ホテルの近くに久保田城址(千秋公園)があったので、チェックイン前に100名城スタンプラリー以来10年ぶりに再訪。 夕食はトピコの「扇屋」できりたんぽ、稲庭うどん、いぶりがっこ、とんぶり山芋etc思い出セットを満喫しました。 |
脇本城 2018年4月10日 | 男鹿半島は今回が初訪問でした。脇本地区は昨年9月に”男鹿市で初”の熊の目撃情報があったので、市教委文化財係に脇本城へのアクセス方法を問い合わせた際に「大丈夫でしょうか?」と尋ねたところ、「100%大丈夫とは断言できませんが、脇本城は見通しの良い丘陵地帯なので、可能性は低いでしょう」という話でした。 アクセスは脇本駅から徒歩30分ぐらいとやや遠いのですが、無人駅にもかかわらず、列車の到着時間に合わせてタクシーが待機していて、駅舎内に2社の電話番号を記した張り紙もあります。スタンプ設置場所のある駐車場まで山道を登ってくれるので、往路はタクシーがベターかもしれません。ただ、メーターのない観光タクシーだったので、料金は言い値で1千円でした。帰りは道もある程度わかったし、次の列車まで時間的に余裕があれば、山道の途中にある菅原神社や入り口付近の撮影を兼ねて歩いていくのも良さそうです。 初日から悪天候続きだったんですが、5日目でようやく好天に恵まれ、快晴の下で眺める日本海は格別。大土塁の近くにフキノトウが一面に生えているのも、いかにも秋田らしい感じでした。 |
浪岡城 2018年4月10日 | 脇本発10時33分の列車に乗り、秋田経由で14時19分に弘前着。次の鈍行は15時31分までなく、スタンプ設置場所の「中世の館」が16時で受付終了のため、乗車券を買い直して14時47分の特急に乗る羽目に。浪岡駅を背に真っすぐ歩き、1キロ以上先にある突き当りのT字路を左折して橋を渡ると、少し先の左側に「中世の館」があります。所要時間約20分。バスも出ていますが、本数が極端に少ないので、歩くほうがベターかも。 スタンプを押した後、浪岡八幡宮を左手に見ながら、なおも道なりに進むと、右側に昭和15年に建てられた「史蹟浪岡城址」の石碑があります。でも、周りには何もなく、「内館はどこだ?」と目が点に。通りすがりのおばさんが「どこに行くの?」と声をかけてきたので、「浪岡城址」と答えたら、まったく知らない様子。。。 仕方なく、なおも道なりに進んでいくと、「検校館」の石碑だけがポツンと建っていて、さらに300メートルほど進んだところに、ようやく北館(中に内館)が見えてきました。城館遺構は迷路のように入り組んでいて、小一時間程度では全部回りきれませんでした。 |
九戸城 2018年4月11日 | 今回北海道&東日本パスを利用したのは、青春18きっぷでは別に乗車券が必要になる青い森鉄道やいわて銀河鉄道も乗り放題だったからです。この利点が十二分に生きたのが、両鉄道をまたぐエリアにある二戸城でした。 二戸駅前から金田一温泉行きバスに乗り、3つ目の呑香(どんこう)稲荷神社前で下車。運賃も140円と格安です。ここから歩いて約5分でスタンプ設置場所でもある九戸城ガイドハウス(エントランス広場)に到着。でも、ここは2時間後の10時にならないと開かないので、1時間ほど城址を見学した後、9時受付開始の二戸市埋蔵文化財センター(総合福祉センター3階)でスタンプを押すことにしました。 ガイドハウスは三の丸跡にあり、ここから橋を渡って、本丸の周囲をぐるっと迂回する形で約400メートル先の二の丸大手から入城します。二の丸から虎口を経て本丸に至りますが、その境目に石垣が残っています。さらに二の丸搦め手方面には、外館にあたる石沢館もあります。中世城館の雰囲気も漂い、前日訪問した浪岡城との共通性も感じられました。 |
高島城 2018年4月12日 | 北海道&東日本パスがもう1日分残っていたので、甲信地方3城を回ることにしました。 最初は8年ぶりとなる諏訪高島城。桜の季節に訪問できてラッキーでしたけど、「続日本100名城 入場料が必要です」の張り紙にはカチンときました。続日本100名城に選ばれたのをいいことにスタンプラリー参加者からも漏れなく300円ずつ徴収しようという下心が見え見えで、スタンプ設置場所もわざわざ1階の展示コーナーにあるという徹底ぶり(受付でスタンプだけ押して入城せずに帰る行為を防止するのが目的?)。日本100名城スタンプラリーも含めて、ここまで露骨な集金に徹する銭ゲバ城はもちろん記憶にありません。 スタッフの態度も感心できません。見学を終えて出る際にも「(ご利用)ありがとうございました」のひとこともなく、完全スルー。館内の清掃婦も1対1で顔を合わせたにもかかわらず挨拶ひとつなし。仮に向うにそのつもりがなくても、スタンプラリー有料の件で気分を害した直後なので、やることなすことすべて悪意に受け止めてしまった感もありますけど。 帰りも上諏訪駅方面を示す案内板がほとんどなかったため、道を間違える羽目に…。 |
新府城 2018年4月12日 | 新府城は駅から歩いて5分とかなりアクセスの良い城ですが、スタンプ設置場所は思いっきり不便な場所にあります。 最寄り駅も新府ではなく韮崎。事前にマップをプリントアウトして持参したのですが、道が複雑に入り組んでいて、七里岩トンネルを通過するなど、何度も道に迷ってしまいました。小一時間かけてスタンプ設置場所の韮崎民俗資料館(NHK朝ドラ「花子とアン」のロケ地)にようやくたどり着いたと思ったら、木曜は午後1時まで休館とやらで、1時間近くも待つ羽目に。肝心の新府城に行く気力もなくなり、「2回も登城しているからいいや」とあきらめました。 本丸跡には藤武神社があるのだから、ここにスタンプを置けばこんな苦労をしなくても済むんですが、人が常駐していないのでスタンプが盗難に遭った際の責任を取れないと断られたとか。 民俗資料館に行くには、韮崎で下車して、平和観音まで坂を登った後、道なりに1.2キロほど直進するルートが一番わかりやすいようです(それでも所要25分)。 いずれにしても、本城、スタンプ設置場所と2つの山城にチャレンジする心構えが必要です。 |
要害山城 2018年4月12日 | 新府城とは対照的に、ここはスタンプ設置場所が甲府駅北口の真ん前と便利なのに、肝心のお城はアクセスが思いっきり悪いです。何しろ最寄りの積翠寺行きのバスが1日たったの3便しかないので、武田神社から歩いていくパターンになるし、その武田神社行きバスも時間が合わなければ、甲府駅から1時間かけて歩いていくことになります(去年の訪問時はまさにこのパターン)。往路は登りが多くてきついのですが、レンタサイクルを利用するのも手かもしれません。 麓から山頂の武田信玄公誕生之地」までの所要時間は20分程度ですが、けっこう登りがきついうえに、門跡→曲輪のパターンが繰り返されるため、「もうすぐ山頂だな」と期待した後に「また門跡か」とげんなりさせられます。 wikiには「冬場を除き熊出没要注意」とありますが、同じエリアにもうひとつ、その名も熊城というのがあって、こちらへは案内板が一切なかったので、こっちのほうが怖いかも? 積翠寺は温泉地ですが、城の麓にあった温泉ホテルはクローズしてしまいました。甲府駅から徒歩15分ほどの場所に太宰治ゆかりの「喜久乃湯」もあります。 |